第4話「感動の再会」

前回のあらすじ

龍陽たちは墜落現場に向かっていった


それを見ていた龍郎は…


龍郎「なんで龍陽様までも墜落現場のほうに向かってるんだ」

  「そんなに私のことが気になるのか?」

  「仕方ない…」

  「ついていくか…」


龍郎はこっそり後をつけた

そしていつもの草むらにスタンバった


龍冷「どうです…?」

  「なんか気配を感じませんか?」

龍陽「確かに感じるな…」

  「この気配は…」

龍見「とりあえず草むらをくまなく探しましょう」


そして草むらがくまなく探された


龍郎「(まずい…!)」

  「(こっちに来る!)」

  「(それ!)」


龍郎はすぐさま脱出した


龍見「あっ!」

  「あれだ!」

龍陽「追え!」

龍冷「御意!」


龍冷はすぐさま後を追った


龍郎「くそ!」

  「やっぱり行くんじゃなかった!」

  「ついてきやがる!」

龍冷「今度こそ逃がさんぞ!」

龍郎「くそ!」

  「このままじゃ…」

  「もっと速度を上げないと!」

龍見「そうはさせん!」

龍郎「うおっ!」

  「もはやここまでか!」

龍陽「よくやった」

  「さぁ」

  「君の名前を教えてもらおうか」

龍郎「私の名前は垣見」

  「何の変哲もないただの一般ドラゴンですよ」

龍陽「何の変哲もないただの一般ドラゴンならなぜあの場所にいた」

龍郎「龍陽様が墜落現場に向かって行ってたので何事なのかな?」と思いまして…」

龍冷「じゃあ昨日もそうだったのか?」

龍郎「昨日というと…」

  「あぁ」

  「あの件か…」

龍冷「ということはあの時あそこにいたのも…」

龍郎「そうです」

  「私です」

龍冷「なぜあそこにいた」

龍郎「暇なので…」

龍冷「暇?」

龍郎「そうです」

  「非常に暇なんですよ」

  「特にやることがないので」

  「ですから龍冷様の後をつけてしまったんです」

  「何か問題でも?」

龍冷「何も問題はないが…」

  「だけどそうか…」

  「暇なのか…」

  「だったら我々の宮殿に来ないか?」

龍郎「いいんですか?」

龍陽「許可する」

龍郎「やった!」

  「で、宮殿で何をすればいいんですか?」

龍陽「そうだな…」

  「龍郎の部屋が空いてるからそこに住んでもらおうか」

龍郎「そうなんですね」

  「わかりました」


こうして龍郎は再び宮殿に戻ることになった

もちろん垣見としてだが


続く

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