第3話「家族総出」

前回のあらすじ

龍冷は墜落現場に献花をしていると本当は生きている龍郎がやってきて去っていった


龍冷「いったいあれは何だったんだろう…」

龍見「何を考えているんだ?」

龍冷「龍見か」

  「いやね」

  「墜落現場に献花をしに行ってたんだ」

龍見「またか…」

  「いい加減やめたら?」

  「そんなことしても龍郎兄上は戻ってこないんだから」

龍冷「それはわかってるけど…!」

龍陽「龍見の言うとおりだ」

  「花がもったいないから献花に行くのはこれで最後にしなさい」

龍冷「嫌です!」

龍陽「命令だ」

  「最後にしなさい」

龍冷「誰に何と言われようと私は献花をやめないから!」

龍陽「だったら好きにするといい」

  「何がそこまで龍冷を掻き立てるのか…」

龍冷「なんか献花を続けていれば亡霊でもいいから会えそうな気がするんだ」

龍陽「ほう…」

  「会えそうな気がするのか…」

龍冷「今回も何者かはわからないけどドラゴンの気配がしたしね」

龍陽「何?」

  「それは本当か」

龍冷「本当だよ」

  「現に草むらからドラゴンが飛び出してきたんだ」

龍陽「だったら私も献花に向かおうかな…」

龍冷「父上も?」

龍陽「何なら家族総出で行こうぜ」

  「そしたらそのドラゴンの正体がわかるやもしれん」

龍見「まぁ明日にしましょう」

龍陽「そうだな」


翌日


龍陽「じゃあ出かけるぞ」

龍見「はい」


こうして家族総出で出かけるのだった


続く

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