第2話「再会の兆し」

前回のあらすじ

龍郎は死んでないのに死んだものとして葬儀が行われる


龍郎が民として生活してから数週間がたった


龍郎「いやー」

  「意外と民衆生活も厳しいんだな」

  「かといって宮殿に戻ることはできぬし…」

  「どうしたものか…」


そしてふと上を見上げると墜落現場に向かって飛行している龍冷の姿があった


龍郎「ここ最近いつもそうだよな」

  「ちょっとひそかについていくか」

  「それ!」


龍郎はばれないようにこっそり後をつけることにした

そして草むらの陰でこっそり龍冷の様子を見ることにした


龍冷「うぅ…」

  「どうして兄上が…」

  「死ぬのは私でよかったのに…」

  「兄上がいないと…」

  「うぅ…」

  「さて…」

  「献花も終わったし…」

  「とりあえず今日のところはここまでにしたいが」

  「なんかいる気がするんだよな」

  「この墜落現場に」

  「いや、その周辺の草むらに」

  「なんか…」

  「ドラゴンの気配を感じる」

龍郎「(ばれてる?)」

  「(早いとこここから退散しないと…)」

  「(でも動くに動けんな…)」

  「(どうしよう…)」

  「(仕方がないからもうばれるの覚悟でこの草むらから出るぞ!)」

  「(それ!)」


龍郎は草むらから飛び出した


龍冷「何やつ!」

  「あぁ!」

  「行ってしまった…」

  「いったいあいつは何者だったんだ?」

  「なんかどこかで見た気がするんだが…」

  「気のせいか?」

  「まぁいい」

  「なんでこんな場所に来たかは知らんが」

  「とりあえず気配もなくなったので帰るか」


龍冷は宮殿に帰っていった


続く

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