第二十話 歩きだそう

 六月四日 土曜日


 早目に仕事が終った涼子りょうこは、今日もたかの部屋に来て夕食の準備をしていた。

(あと二、三日はたかの好きなものでいいかな)

 本当に倒れるほどのショックを受けた貴の事故だったが、再会のタイミングとしては他にないくらいの好機だったのかもしれない。怪我をしてしまった貴に対しては心苦しい気もするが、涼子の心の内は、ここ数ヶ月の鬱蒼とした気持ちが嘘のように晴れていた。

 病室で眠っている貴の顔を見た時に、全身の力が抜けるほどの安堵とともに全て判ったような気がした。

 結局、目を逸らそうとしても、距離を置こうとしても、何をしても、涼子には貴しかいない。

 軽い怪我で済んだ貴の寝顔を見て、こんなにも愛おしい人だったのだ、と気付かされた。

(悩んで、傷ついて、色んなこと考えて、いっぱい迷惑かけたのに……。結局こんな簡単なことだったんだ……)

 恐らく、これから先も貴を傷付けてしまうこともあるだろう。それでも涼子にできることはまだある。与えられてばかりではなかった。無茶をしすぎた貴を叱ってあげることも、その後に抱きしめてあげることも、涼子にしかできないことだ。

「た、ただいまっ」

 何となく恥ずかしげに貴が玄関のドアを開けて言った。

「おかえりなさい」

 言ってから貴の気恥ずかしさが判って、涼子は思わず赤面した。

「な、なんかアレですねぇ、こういうのも……」

「そ、そうだね」

 涼子が仕事を終える前に、少し出かける、と貴は自転車にまたがって出て行ったのだが、今は楽器のケースを持っていた。

「あれ、ベース?」

「うん、ちょっとさ、バンドやるとかじゃないんだけど、久しぶりに弾いてみようと思って。隊長に直してもらったんだ」

「え、隊長さんってあの楽器屋さんの?」

 貴たちが高校生の頃に良く通っていた楽器店の店長のことだ。貴や諒は中学生の頃から世話になっていたらしく、高校生になってからは良く涼子も貴たちと一緒に遊びに行ったものだった。扱い方も知らない楽器を目にしては、その楽器をよだれでも垂らしそうな勢いで欲しがる貴たちを子ども扱いしては笑っていた。

「そ。最近じゃバンド小僧も減ってきたって嘆いてたよ」

「みんなも、りょうくん以外は辞めちゃったもんね。あのバンド好きだったのにな」

「まぁちょっとバンドは無理かもだけどさ、好きなことは辞めないで続けようと思って」

 貴の嬉しそうな表情に答えるように涼子は頷く。少しずつでも良い、どんなことでもいきなり理想通りになんてできやしないのだから。それも貴に教えてもらったことだ。

「そうだね。好きなことを堂々とやってる水沢みずさわ君、カッコ良かったもん」

「お、おぉ、じゃあがんばっちゃうかな!」

 少しずつでも好きなことを堂々とやっていた貴に戻ってくれれば良いと思う。きっとその内にただし大輔だいすけも、諒ですらも貴に賛同してくれる日がくるはずだ。

「程ほどにね」

 好きなことをやっている貴を応援するのは涼子の役目だ。貴はもっと自分の好きなように動いて良いと思う。決して棚に上げるつもりはないが、今まで涼子のためだけに全ての力を注いできた貴はやはりどこか不自然だったのだ。

「かしこまりー。んで、今日は何だか素晴らしき音と匂いがしてるんですけれども」

 貴はソファーの横に楽器ケースを置くと、涼子の横に着いた。それとなく足音を大きくして近付いてくるのは貴なりの気遣いだ。いつ涼子が貴を拒絶してしまうか、きっと貴はまだそれを恐れている。それでもまだ焦る必要はない。ゆっくりと時間をかければ良いのだから。少しずつ、大丈夫だと貴に教えれば良い。

「唐揚げさんでございます」

 貴の大好物だ。知り合った頃から『世界で一番うまい食い物』と豪語している。初めて貴に唐揚げを作ってあげた時は随分と緊張したものだったけれど、貴は屈託なく大絶賛してくれた。その時から涼子が作る唐揚げだけは『宇宙一うまい』ということになっている。

「え、今日は何かの日?」

「え、ちがうけど……」

 そんなに大袈裟なものだろうか、と涼子は苦笑した。何か手伝おうとしてくれていたのだろうけれど、今のところ貴の出る幕はない。貴はそれを悟ったように、取りあえずソファーに落ち着いた。

「まだー?」

「ちょっとくらい我慢しなさいよ」

「なんかそれ夕香っぽい」

 待ち切れないのも判るが、全部揚がるにはまだ時間もかかる。子供のように催促する貴は可愛らしくて愛おしいけれど、こればかりは仕方がない。

「そうかな。もうちょっとだから直ってきたベース、弾いてみたら?」

「そうすっかー」

 会わなかった期間をないものとはしない。それは涼子自身が決断したことだが、貴も承諾してくれた。二人の間に、確かにあった事実に触れないようなことをしてしまえばきっとまた同じことを繰り返してしまう。

 失敗や過ちを犯してしまうこと自体は懸念していても仕方のないことだが、同じ過ちを繰り返すことは極力したくない。事実は事実として受け入れることができなければ、目を逸らそうとしてしまえば、きっとまた同じ過ちを犯してしまう。

 メンテナンスを終えたばかりのエレキベースを、感覚を確かめるようにゆっくりと弾き始めた貴を見て、涼子は一人、小さく頷いた。


「でね、改めて話があるんだけど」

 食後のコーヒーを飲み終えると涼子は言った。貴は腕まくりをして洗い物をしようと立ち上がるところだったのだが。

「ぬ?」

「座って」

「はい」

 貴はその場に正座した。親の言いつけを守る小さな男の子のようでなんとも可愛らしい貴の仕草に涼子は満足する。

「その、たかがどう判断するか判らないんだけど、その、え、えぇと、私なりに色々と考えて、て、提案があります……」

 そう言い終えて、涼子は手の届く場所に置いてある自分のポーチから、四つ折にした一枚のレポート用紙を取り出した。そしてそれを貴の目を見ずに、開くこともせずに、貴に差し出した。

「提案?」

 貴はそれを受け取るとレポート用紙を開いた。しばし体を揺らしたり目を見開いたりしてその内容を確かめると、貴はレポート用紙を元通り、四つ折にした。

「えーと、わ、判りました」

「……いいの?」

 内容はとても口には出せないようなことだ。本当は昨日言おうと思ったのだが、やはり口にできそうもなかったし言うタイミングもなかったので、こうして態々書いてきたのだ。

「そらもう、涼子さんの、お願いと、あらば、ね」

「う、うん」

 かーっと赤面して、貴は俯きながら言った。涼子もそれに釣られ、耳まで熱くなってきてしまった。

「まぁでも、確かに、こういうことから目、逸らしちゃってたし……」

 少し神妙な顔になって貴は言った。それは恐らく、涼子を子供扱いしないためだったのではないか、と今の涼子には思えた。

 お互いに経験不足ではあるが、お互いに持っている予備知識のことを考えても、涼子はあまり多くの情報は持っていないだろうことを自覚している。何も知らなくて当たり前であることと共に、何も知らない子供のような扱いをしないこととのせめぎ合いは貴の中であったのではないかと思う。

「あ、で、でも、そういうなんか、変に重たい感じじゃなくてそのっ」

「ま、まぁ、判ってますって。恥ずかしいですけどね……」

 やはりそうなのだろう。もしも逆の立場だとしたら、断ることはできないけれど、かなり恥ずかしいだろうと涼子も判っているのだ。それでも同じ過ちを繰り返さないようにするためにはお互いの理解もやはり不可欠なのだと思うからこその提案だった。

「だよね……」

「ま、でも一緒に考える、ってさ、きっとこういうことだよな」

「……うん、そうだね」



 六月十一日 土曜日


 貴の頭部の検査結果は異常なしだった。貴はアルバイトに復帰し、後は肋骨の完治を待つばかりなので、最近は特にカルシウムが多く摂取できるような夕食にしている。仕事も終わりに近付いてきて、今晩の献立はどうしようかと悩み始めたところに、珍しく香奈かなと忠が揃って喫茶店に訪れた。かなみは両替に出かけているので、今は涼子一人だ。

「やほー、涼子」

「あぃー」

「あら、いらっしゃい。二人で来るなんて珍しいね」

 この店に仲間が集まるのは珍しくはないが、休みもばらばらなメンバーが来る時は大体一人でくることが多い。

「まぁね。で、通い妻一週間、続けてどう?」

「ちょっと、言い方……」

「可愛いなぁ涼子ちゃん」

 香奈の思わぬ発言に不覚にも涼子は赤面した。貴の部屋に通う、と決めてから、中々皆と話す機会もなかったのだが、いずれこういうことになるだろうと覚悟はしていた。

「もう、忠君まで」

 とん、と二人の前にお冷を出しながら涼子は言った。

「でもなんか、涼子の顔見てると上手くいってる感じだね」

「そうだね。すごくゆっくりだけど」

 涼子が以前のような余裕のない、切羽詰った表情をしていないことは一目瞭然なのだろう。香奈と忠も、晶子しょうこ響一きょういちも、夕香ゆうかと諒も、大輔とゆかりも、皆涼子たちよりもずっと先に付き合い始めて、少しずつお互いを理解してここまできている。そんな仲間たちに囲まれて、とんでもない遠回りをしながらもやっとのことで貴と付き合えるようになって、彼らと同じような関係をいきなり作ろうとしても無理だということに気付けなかった。

 憧れが強すぎた故に。いつだったか諒が、涼子と貴の仲の良さに中てられていた、と言っていたことがあったが、中てられていたのは他でもない、涼子自身だ。

「うん、それでいんだよ」

 香奈の穏やかな表情が涼子を安心させる。今度は間違えていない、と言ってくれているようだった。香奈と忠もついこの間まで別れるかもしれないという問題を抱えていた。付き合ったからと言って、その関係に安心などしていてはいけない、ということもあるのだろう。

「そうだ、忠君は今仕事は忙しいの?」

「んー、まぁ最近はまちまちかな。忙しい時期は忙しいけど、ってくらいで。てつさんほど不健康じゃないと思うよ」

「そっかぁ」

 もうすぐ一年になるが、涼子がこちらに戻ってきたばかりの頃は忠の仕事も忙しかったようで、貴も余裕がなかった頃だったということも重なり、殆ど会うことができなかったらしい。しかしここ最近では貴もアルバイトではあるが仕事を変えて、男同士で集まることもあったようだ。

「何?」

「うん……。貴ね、最近一人でなんだけど、ベース弾き始めてるんだ」

「え、そうなの?そんなことあいつ一言も……」

 つまり、一人で音楽活動を再開した貴に、力を貸してもらえないかどうか、訊いてみたかったのだ。貴はバンドをやるつもりはないと言っていたが、涼子はバンドで、ライブをしている貴を見たかったし、きっと貴もやるからにはバンドで演奏したいと思っているはずだ。そしてできることならば、気心知れた旧友達ともう一度バンドをやることを心のどこかで望んでいると思うのだ。

「じゃあ忠も復活したら?たまにはやりたいなーってこないだも言ってたばっかりじゃない」

 つん、と忠の肩を突いて香奈が言った。忠も少し前の貴と同じだったのかもしれない。やりたくてもできない状況が続き、いつしか諦めて、辞めてしまう。少なくとも貴はそうだったのだろう。

「そうなんだ」

「でもさ、涼子も私も、夕香だってあのバンド、大好きだったんだよ」

「そりゃ判ってるけどさ」

 貴も貴重なお客だった、と言っていた。確かに、各々好きな人の好きなことをやっているところが見たいということもあったけれど、演奏も下手ではなかったし、貴がこの仲間たちと一緒に創り上げた曲、夏霞は涼子の中でもずっと大切な曲だ。

「仕事が忙しいとかオトナのジジョーとか、かっこ悪ぅ……」

「そうねぇ……」

「ちょ、二人とも……」

 貴が動き出したのだ。やりたいと思っているのに、言い訳をするのは男らしくない、とついつい涼子も香奈に便乗してしまった。その直後、からんからんとカウベルが鳴った。

「ちぃーす」

「あ、夕香。いらっしゃい。」

 相変わらず人の目を惹かずにはいられない風格をかもし出している。中学生の頃から別格に大人びていて美人だったが、最近は年齢もそれなりに風貌に追いついてきたせいか、特に人の目を惹く。肩にかかったウェーブヘアを払うと、夕香はすぐに忠と香奈の隣に座った。

「珍しいわね元鞘組」

「お前ねぇ……」

 美人の風格が吹き飛びそうな実も蓋もない言い方は学生の時分から少しも変わっていない。涼子は思わず苦笑した。

「それを言うなら涼子んとこだってそうだもん」

「ま、そうね」

 涼子も香奈もその鞘に違う刀が納まったことなど一度もない。一度は離れてしまったことには変わりがないが、そもそも完全に別れた訳でもない。

「で?かっこ悪いとか何とか、何の話?」

 入ってくる途中にでも聴こえたのだろうか。夕香はそう尋ねてきた。そういえば夕香は地獄耳だったと今更ながらに思い出した。

「あ、何か貴がベースまた弾いてるんだって。だから、忠ももう一回やったら?って言ったんだけど、言い訳ばっかりしてて煮え切らないから」

「お、何?-P.S.Y-サイ復活?」

 忠や大輔も忙しいのかもしれないが、それ以上に忙しいのは諒だろう。諒は特定のバンドに身を置かずに、固定のバンドを伴わないアーティストのレコーディングやテレビ番組出演の際に使われるドラマーなのだという。そんな諒が忙しいのは諒の腕が買われているからなのだろう。

「でも貴も誰にも言ってないみたいだから。諒君も大輔君も知らないんじゃないかな」

「なるほどねぇ。諒にはそれとなく言っとくわ。あいつもシバリのない環境で音楽やりたいだろうし」

 自分が好きなようにドラムを叩ける訳ではないのだろう。一口に仕事、と言っても様々な仕事があるのだろうが、どれもこれもストレスフリーな仕事などないのだろうな、と思う。

「ところであんたは?」

「ん?」

 音楽?とまで言いかけて、そうではない、と気付く。

「押しかけ童顔幼な妻」

「なんだそのエロビデオのタイトルみたいなの」

 苦笑して忠は言った。確かに、と涼子も思うが、押しかけ妻も童顔もあながち間違いではないのが悔しい。

宮内塔子みやうちとうこの新作だけど」

「……」

 最近良く耳にするAV女優の名前を夕香はさらりと口にする。極狭い世界で(つまり仲間内で)良く聞く名前だからなのか、それとも世間的に大人気なのかは判らないが、そんなことは些細なことでしかない。

 この宮内塔子というAV女優は、舞川まいかわ涼子、もしくは舞川晶子にそっくりなのだ。顔から体躯から似ているような気がするのだが、唯一つ決定的に似ていないのは胸の大きさだった。

「え、マジで」

「いる?」

 諒が音楽業界ではあるけれども、いわゆる『業界』と呼ばれる世界に身を置いているからなのだろうか、夕香はあらゆるメディアの新情報をいち早く掴んでいる。そしてアダルトビデオともなれば、諒が欲しがるのだろうことは想像できるが、それが自分たち姉妹に似ている女優のビデオともなると、複雑な気持ちだった。

「いる!」

「いらない!」

 夕香の誘惑に忠もあっさりと負け、それを香奈がぴしゃりと遮った。

「いりません……」

 諒も忠も、宮内塔子が涼子や晶子に似ているから見たいのか、ただ単にアダルトビデオが見たいだけなののかは判らない。そしてそれが貴ならばどうなのだろう。

 いや、実は涼子が知らないだけで、既に持っている可能性もある。

 いや、その可能性は非常に高い。というよりも確実に持っているだろう。

 殆どの思春期を過ぎた男性ならば見たことはあるのだろうし、その手に持っている人も少なくないと思うし、貴も持っているのだろうとは思う。それを責める気にはならないが、それが宮内塔子ともなると、やはり複雑な気分だ。

「で、どうなのよ」

「え、あ、と、取り止めがなさ過ぎます」

 いきなり夕香が話を変えてきたので、涼子は慌てて答えた。

「ま、上手くいってるみたいね、その様子じゃ」

 香奈と全く同じことを言って、やはり夕香も安堵したような笑顔に変わった。

「ゆっくりだけどね」

「それでいいのよ、あんた達は。ちゃんといちゃいちゃして、しっかりラブラブして、がっつり喧嘩して、そういうの積み重ねて、ゆっくり歩いてけばいいの」

 夕香も香奈も晶子も、そういうことを最初から何度も告げていたのだろう。あの時の涼子はそれを理解できる精神状態ではなかったし、考える余裕もなければ『そもそもこういうことだったのだ』という答えを導き出せるだけの経験もなかった。しかし、それでも貴や仲間たちの支えによって、ようやく理解できたのだと思う。夕香の言う通り、ようやく焦ることなく、一歩一歩、ゆっくりと歩きだそう、と思えるようになった。

「うん」

「さて、じゃあ惚気話でも聞かせてもらいましょうか。あたしモカね」

「あ、私エスプレッソ」

「おれブル……モカにするか」

 夕香が注文をしたことで、香奈と忠も注文を忘れていたことを思い出し、慌ててそれに続く。

「好きなの飲んで、忠君。ブルーマウンテンね」

「ありがと」

 淹れる種類が多ければ涼子も大変だろうという忠の心遣いは嬉しかったが、やはりこの店では好きなものを飲んで欲しいと思う。忠は涼子の気遣いに屈託なく笑顔になって礼を言う。

「んで、何かネタないの?」

「ネタって……」

「あたしらにとっちゃあんたなんてネタの宝庫よ。さぁきりきり喋れ!」

 ばん、とテーブルを叩いて夕香は言う。涼子はどうしようかと迷ったが、今までもそうしてきたし、これからのためにも話しておくべきことは話そう、と決心した。

「……おフロ、入った」

 一瞬の無言。

 良く、ふと訪れる一瞬の静寂はその場を霊が通り過ぎたからだ、などと言う話もあるが、この無言は確実に違う。ただ単純に、誰一人として涼子の言葉に対応できなかったのだ。

「はいぃ?」

 一瞬の逡巡の後、三人の見事なコーラスが店内に響いた。


 第二十話 歩きだそう 終り

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