デート編エピローグ
バスシステムを二人が入るサイズにして一悶着(サーニャの体が小さいため少し大きくしたらそうなる。結果サーニャが折れた)、フードプリンターの味の好みで一悶着(あっさり俺が屈した)、自分のベッドをダブルベッドにして一悶着(結局サーニャが折れた)、ソファの柔らかさで一悶着(結局二つ買った)あったものの、今日のデートは恙無く終了した。
以下は、購入した物のリストとその金額である。
服(サーニャ)......15,000cog
通行権(サーニャ)......1,000,000cog
冒険者ギルド登録料......10000cog
端末類......4,000,000cog
ボディスーツ(レフラス)......三着合わせて1,180,000cog
ボディスーツ(サーニャ)......三着合わせて1,030,000cog
ローブ......40,000
医療ポッド......20,000,000cog
バスシステム......1,000,000
フードプリンター......500,000
ソファ......200,000
ベッド......200,000
武器(俺は直剣、サーニャはエストック)......100,000
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総計......29,275,000cog
まあ、やばい。一回のデートで使っていい金額ではない。
医療ポッド(二千万)をのぞいたとしても、約10,000,000cog......
俺はそっと数え上げた数字を宇宙の彼方へと追いやった。船に戻ると、早速荷物がたくさん届いていたので、早速開封して搬入していく。サーニャはモノトーンの白いスーツに、俺はダーククリムゾンの新しく買ったスーツに着替える。
古いやつはリサイクルにかける。多分、10.000cogくらいにはなってくれるだろう。
恒星に宇宙船ということわざが浮かんだ気がするが、気にしないでおく。
船内設備の換装・設置、買ったものの配置を終わらせ、コックピッドにおさまった。
「買い忘れたものはないよな?」
「ええ、大丈夫よ......多分」
「よし。イフテ、確認しよう。水、食糧、エネルギー、問題ないか?」
『全て満タンです。問題ありません』
「システム、設備は?」
『ありません。《NoError》」
「では出発しよう」
俺は発着申請を出して、ハンガー内のロッキングシステムを解除する。
「いざ、メフィリクス宙域へ。《ノルネ》、発進!」
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