卍外編〜白川紫苑補完計画〜で、ござる

 御機嫌よう、世界。

 クラスの陽キャ研究委員会会長「卍解陰キャ五左衛門」とは拙者のことでござる。

 このノートでは拙者のことを"G"とコードネームで呼ぶことにする。

 さて、拙者、クラスのとんでもない情報を握ってしまったのでござる。内密にするため、ネブカドネザルの鍵(ただの家の鍵)と共に隠してある、この、裏・死海文書(ただのノート)に書き記した。

 その情報は、クラスを、いや、学年全体を揺るがすものになってしまう!

 あぁ、大変だ大変だ!

 拙者は大忙し。

 さて、拙者には時間がない。

 その理由は後で説明するでござる。


 さて、ときは遡りゴールデンウィーク前の話になる。

 以前より目をつけていた「瀬戸宗次郎」を覚えているでござるか?

 そう。あの「天剣」と一文字違いの青年でござる。

 彼はあろうことか我らが姫、「南ひな」殿と親しくしていたのだ!

 その証拠をバッチリ掴んで裏・死海文書に挟んであるでござる。確認していただきたい。

 その話はさておき、彼をマークしているとあの女神「白川紫苑」様が話しかけたのだ。

 拙者は発狂した!

 女神と姫をあろうことか両手に花にするとは!

 許せない!

 だがしかし、驚きの言葉を聞いたのである。

 なんと!

 あの女神様が書物や聖典マンガを嗜むのだ!!

 これは我ら「クラスの陽キャ研究委員会」にとって超重要な情報である。

 拙者は引き抜きのチャンス!と感じ、探りを入れた。

 そこで、とんでもないことに気づいてしまったのである。

 なんとなんと、放課後、二人で映画に行っていたのだ!

 そして帰りにあろうこか……

 あぁ……

 そうこれは、書き記すこともおこがましい!!

 伏せて言うなればそう……

 瀬戸宗次郎は我らが神になるやもしれぬ!

 え?

 そこで拙者に時間がないのとどう結びつくのだ、であるか?

 そう。ここからが問題なのである。

 きっと神二人は交際を内密にしてあるのだ。

 それを見てしまい、拙者はここに書き記してしまった。

 そしてそして、流石女神、裏・死海文書を簡単に開き、それを見てしまった!

 その後の女神の目は……

 あぁ……

 思い出しても震えそうである。

 あのお方は女神ではなく、悪魔である!

 恐ろしかった!

 全身が凍りつきそうな程でござる!

 拙者の全てを見透かしたような、そんな目でござる!

 拙者は、じきに死ぬだろう。

 間違いなく、殺される。

 その前に、、の裏・死、文書に、、、

 あ、今、女神に消、、てい、

 ちょ、女神殿!?

 こ、は我々の、、、、


 すまない皆殿。

 後半女神に消されかけていたのである。

 ここだけ書くのを許されている。

 現在も横で見張られている。

 言えることはもうない!

 全てをここに置いてきた!

 諸君、あとは任せた!









 あと書き

 ここまで読んでいただき、誠にありがとうございます。

 皆様の☆や応援、ブックマーク一つ一つに感情が揺れ動き、おかげさまで起伏の激しい忙しい日々になっております。

質問等あれば、この番外編の応援に書いていただけると、近況ノートか応援への返信で回答します。


 今後とも、真白まみずをよろしくおねがいします。

 別作品にはなりますが、電撃大賞に応募する予定である「Love was cold……」も本作品ほどではないですが、更新しております。

 全くジャンルの違うものにはなりますが、「恋愛」という観点では同じなので是非、お目を通していただけると私としましても嬉しいです。


 そして何より、これからも本作品「学年一の美少女が僕の彼女だと、誰も知らない」の白川紫苑と瀬戸宗次郎をよろしくおねがいします。

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