いくら搾りカスとはいっても

「トーマ様、いくら搾りカスとはいってもこの方は女神シェンヘス様なのですから、それくらいになさった方が……」


俺と一緒にシエナを迎えに来ていたリャハスがなだめるようにそう言うが、そのリャハス自身が『搾りカス』って言ってるんだよな。


まあ、本来は女神に仕えている巫女でさえそう口走ってしまう程度には今のシエナは女神の体をなしてない。シェンヘスの名はそれ自体が強い力を持っていて、ふさわしくない者が名乗ろうとすると、耐えられないらしい。


つまり今のシエナはシェンヘスを名乗るのにふさわしくない状態だってことだ。


そりゃそうだろ。


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