第8話

 その扉に近づくとウインドウが出た。内容はチュートリアルクエストその3を受注するか?だった。チュートリアルってあるし受ける。すると扉が開いた。そして僕は中に入った。


 闘技場に出た。向かい側には門にその上に宝石が3つ嵌っている石像がある。少しすると門が開いた。中から角がある兎が出てきて、襲いかかってきた。以外と速く当たりそうになったがなんとか躱した。躱してすぐに奴を切った。HPバーが出て10分の1近く減った。幸いにも動きは同じで難なく倒せた。石像を見ると宝石が1つ光っていた。


 次に出てきたのは芋虫だった。俺は虫は嫌いだが退治はできる。がそれはあくまで普通サイズの話だ。太さが膝まであり体長は1メートルを超えている。グロイグロイグロイ!!!VRハードの安全装置が作動したぞ!!警告だからよかったが強制ログアウトだったら死んでたぞ!!

……なるべく見ないように速攻で倒した。運営には後で苦情メールだ。2つ目の宝石が光った。


 次は鳩だ。一撃で倒せたが飛んでいて当てにくかった。それに攻撃の中に糞爆撃があってこれも精神がやられた。これも苦情メールだ。3つ目の宝石が光った。


 石像の宝石が3つ光った。そしたら魔法陣が下から石像を覆ったら石像が光った。そして剣を持った紫色の小さな体で気持ち悪い顔をした生物がいた。

……これまでの相手と違った。単調な攻撃ではなくフェイントを混ぜてくるし、こちらの攻撃を受け流したりいやらしく急所を狙ってくる。そう意思を持っている。別に個別に高度なAIを搭載するのは珍しくない。だがそれはモブのモンスターにはbotには搭載されていない。このゲームは一戦一戦緊張感を持たなければ戦闘職ではやっていけない。だから生産に、刀鍛治に大きな期待ができる。

 夢中で戦ってギリギリで勝った。(ピコンッ!)おっとウインドウが出た。チュートリアルクエストその3をクリアしたと出た。報酬としてホーム獲得チケットを手に入れた。それとは別にあいつのドロップアイテムに邪小鬼剣士(デミゴブリンソードマン)の剣を手に入れた。今使っている刀よりかなりいいがレベル10以上しか使えない制限があった。てかあいつレベル10より上だったのか。よく勝てたな、俺。ホーム獲得チケットはいいな。一歩近づいた。

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