第4話
次にログインした時謁見の間にいた。前に見える玉座に何かが座っていた。それからは周囲をひれ伏せさせる強い圧を感じる。それが何かはわからない。そうクトゥルフ感がある。抗うことのできない何か。それくらいしかわからない。どのくらい時間がたったかはわからないがー 体感では長く感じた ー ついにそれは話始めた。
「ようこそ。異世界の住人よ。私は世界の王。まず、異世界の住人を召喚した目的を言う。それはこの世界が停滞しており次代の王が決まらないからだ。停滞をなくすためによんだ。ただ何かしろと命令はしない。自由にしろ。ただしこの世界を壊すというのなら別だ。その時は覚悟しろ。」
話を聞いていたがおそらくこれはチュートリアルみたいなものだと思った。だから大人しくしておく。
「さて一度お前をこの部屋から出す。まだ話を聞きたかったら戻れ。もういいなら廊下を歩けばいい。」
そう言った次の瞬間、前には先が見えない廊下がある。とりあえずメニューを開く。メニューには上からステータス、インベントリ、クエスト一覧、設定、ログアウトだ。チュートリアルで聞いた御使いの待機場という項目はない。ならばまだログアウトはできない。さて進むか戻るか。
………戻るべきだな。進むということはスキップだと思うし拓哉にちゃんと聞けと言われたし。
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