第11話 公園
いつの間にか眠っていた。起きると休日の朝だった。僕は朝ごはんを食べ、スマホをみてびっくりした。今日、谷川会の集会を開くらしい。すぐに家をでた。
「あ、おはよ!」
「夕太寝すぎ!30分オーバーだぞ!」
「わりい、わりい。おはよ」
本屋に着くと2人ともいた。女の子が私服で眼福!
「ここだとなんだし、公園いこっか」
緑豊かな公園に着いた。テーブルがあるベンチに腰を下ろす。
「ここを会議場所にしましょうよ」
「賛成」
「賛成」
「えっと、夕太くんは自分の超力についてなにも知らないんだよね」
「そうだよ」
「ちょっとこれ見てみて、私のポッケにこれが……」
取り出したのはまた紙切れ。ちっちゃい文字で書いてある。
「夕太という名の者、“とらわれ”の能力を持ちし超人なり」
とらわれの能力なのか。
「……とらわれ?」
「私も詳しいことはわからないの」
「えっと、ゆかりさんは確かひきよせだっけ?」
「ゆかりでいいよ!うん、ひきよせだね」
「じゃあ、ゆかり。僕も夕太でいいよ!」
「じゃあ、夕太!」
あ、ジト目のコースケ。
「コースケはコースケだな」
「私もコースケって呼んでいい?」
「おすきにどうぞ〜」
「チンコースケって呼んでもいいぜ」
「ばか!あほなこといってんじゃねえ!」
公園は賑やかである。
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