第6話 目的

学校帰りに、本屋に寄った。コースケも一緒である。なんだか疲れていた。僕たちはおっぱいや助成金のすばらしさについて語り合いながら、助成を奥深いものと見積もっていた。僕たちは青臭い童貞なのだ。

本屋についた。あの漫画が置いてあるコーナーへ行く。コースケは、お!もしかして読みたくなった!?と上機嫌そうに聞いてくる。しかし、僕の目的はそれじゃなかった。僕の目的は、本棚のむこうに……。

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