第2話 夢?
その晩、歯も磨いたし眠ろうかなとベッドに入った。なぜか動悸がする。息切れはしないけれど、ドキドキしている。なんでなんだろうと思っているうちに寝てしまった。
パチッと目が覚めた。深夜にこんなふうに目覚めるのは初めてだった。全く眠気がない。なんかお菓子でも食うかと1階へ降りようとしたとき、違和感を感じる。父親のいびきが皆無ではないか。あのうるさいいびきがないなんて、夜中にパッチリ起きるなんて、なんだか夢のようだ。そう思いつつ、リビングに着くと本当にびっくりした。母親がいない。父親のいびきがうるさいあまりリビングでいつも寝ている母親がいない。不安になって、階段を駆け上がり父親の寝室へいく。ドアを開けると、そこに父親はいなかった。なにが起きたんだろう?全くわからなかった。テレビをつけてみると、普通に深夜番組がやっていた。なぜ両親がいない?どうすればいいんだろう?なにをすればいいのか分からなくて、とりあえずポテチを食べた。おいしかった。いや、なんで両親おらんねん!電話しても出てこないどころか、携帯が家に置きっぱなしだった。財布や車も家にある。忽然と両親は姿を消したようだった。なにがなんだかよく分からないので、寝ることにした。時計の針の音がよく響いてるな、と思っているうちに寝てしまった。起きると朝だった。母親に起こされた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます