あなたとの関係性

第1話

　君が僕を忘れたと思っていた。僕の過ごした10年を見せた。僕の祈りが見えた。君の過ごした10年が見えた。紹介を受けまして、お見合いを26年前にした。三つ子の子宝を得た。今26才の男の子一人女の子二人がいる。養子会に預けたお気楽さで、養子会から連絡がなかったお気楽さで、元気にやっているのだろうと。お見合いを26年前にして、三つ子をもうけて、それじゃと、違う時を過ごしてきた。職場がちょっと違って双方耐えがたいことがあった。一生の別れみたいな縁が26年ぶりに重なった。暇になったよと、転職したんだけどと。君のほうは、職場の拠点が僕の前職の職場に近づいていた。君の知り合いも、僕のほうを兄さんとの恋は？と見ている。対等目線で僕らと合コンしていたけど変装じゃないかと？兄さんとの恋を探る。知っている。26年前に君がそれじゃと、帰って行った縁も見ている。僕らの逢瀬をやらせ改ざんなく見ている