あとがき
完全食撃の女王と魔獣料理人を読んでいただきありがとうございます。
読んでいる途中で思った人もいるんじゃないでしょうか。これトリコだなって。私も思いました。フォルジナにフォークやらナイフやらの技を使わせた時点でもうダメだって思いました。しかしそこは食叉などの漢字を挟むことで違いが出せたのかなと思います。釘パンチも打ちません。
トリコ知らない人は何言ってるか分からないと思いますが、おいしい食材を求めて戦うアクショングルメ漫画です。そう言うのがあったんです。パクリではありません。方向性が似ているだけです(強弁)。
なんか異世界ファンタジーを書きたいなとおもってふと思いついたのがお嬢様キャラが魔獣を食べている映像でした。そこから完全食撃のスキルを思いついて膨らませていきました。技は前述のようにトリコとかぶるのでちょっと悩みましたが、フォーク、ナイフ、それと肉叩きということになりました。足技も出したかったのですが、トリコがレッグナイフとかやってるので流石に同じ名前はきついなと思って諦めました。
フォルジナの性格についてはもっと女王様っぽくしようかとも思ったのですが私の趣味により割と普通っぽくなりました。小説として考えるとキャラが弱い、中途半端な気もしましたが、それで書き始めてしまったので最後まで突っ走りました。
見た目については冒頭で金髪で美人とか書きましたが、キャラの容姿や服装を書くのが苦手なのでちょっとおろそかになっているように思います。この作品に限りませんが。
特徴なのが帽子と厚底ブーツなのですが、戦闘時に役に立つわけでもなくただの足かせにしかならないので、この辺の設定は一考の余地があったなと思います。帽子に関しては魔獣の返り血を防ぐという役割もあったのですが作中でそれを書くことはできませんでした。
厚底ブーツは取り外し可能になっています。作中にも書きましたが、フォルジナのポリシーとして食べるつもりの魔獣は足蹴にしないというのがあります。足が自由だとつい蹴ってしまうので自制するために厚底ブーツをつけています。外した厚底が実はものすごく重くて修行になっていた……みたいなのも考えましたがフォルジナはそう言うキャラではないなと思いやめました。
ケンタウリは栗谷健太郎で
二十一歳の普通の男性で何かの拍子に異世界転生しています。あまり細かい設定を考えていないのでスカスカです。
魔獣料理のスキルに関しては、フォルジナの完全食撃のスキルと対になるようなものを考えた結果出てきたアイデアでした。普通に魔獣料理人で良かったんですが、普通の料理人に対して異端の存在であるほうがドラマを書きやすそうだったのでそういう設定になりました。
ケンタウリも戦わせようかと思いましたが、戦士としては役に立たない存在である方がフォルジナと対比しやすそうだったので弱い事になりました。
ジュエルビーストが最後のボスですが、当初は別の存在が出る予定でした。
何か悪魔みたいなのが出てきて魔獣を使って悪事を企んでいて、実はフォルジナはその悪党連中を追いながら旅をしている……とういうような設定が当初案でした。
しかしこの作品内で完結させるには変な黒幕を出さない方がいいように思いました。その為ジュエルビーストがボスになりました。戦闘シーンがうまくかけているとよかったのですが、どうだったでしょうか。
前から書こうと思っていて中途半端になっていた作品でしたが、一念発起してカクヨムコン8のために書くという事で自分を追い込むことにしました。結果的に無事完成して一安心です。
フォルジナはなかなか好きなキャラなのでまた違う話を書いてみたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
完全食撃の女王と魔獣料理人 登美川ステファニイ @ulbak
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