第8話 ふへへ.....ぐへへ.....
「にゃんにゃんにゃーん!」
「お姉ちゃんやっぱりノリがいい!」
「そうだね!」
結局だが.....にゃんにゃんと言いながらコイツが一番ノリに乗っているしな。
俺は苦笑いで甘々コーヒーを飲みながら見る。
すると店員さんが、お兄ちゃんとお姉ちゃんはカップルなの?、ときいてきた.....ファ!?
俺達は耳まで真っ赤になる。
「そんな訳ない!こ、この人と!」
「そ、そうだな!」
すると、えぇ。残念。カップルだったら割引が聞いたんだけどにゃー、と言う。
その様な感じを見せられる凛花は、うぐ、と言葉を詰まらせた。
そして俺をギギギと効果音が鳴りそうな感じで見てくる。
俺は赤くなる。
ど、どうする気だコイツ。
「.....はぁ。でもカップルじゃないよ。私達は」
何と凛花はそう言い出した。
そして俺に対して苦笑してくる。
俺は凛花に耳打ちした。
それで良いのか、と。
「.....うん。だって私達は現にカップルじゃないしね」
「いや。それで良いなら良いけど.....お前が、うん」
その後だが。
俺達は時間が無いという事で。
メイド喫茶で各々の料金を払ってから。
そのまま階下まで移動を開始した。
☆
「.....何を考えているか知らないが絶対にダメだからな。制服姿だからバレるって」
「おっぱいデカいね。あの娘.....」
「お前もうまるで酔っ払い親父みたくなってんぞ!」
18禁の場所の隙間から見える胸に赤くなっている凛花。
コイツはマジに変態だ!!!!!
男性達が困っているだろ!
俺は引っ張りながらその場を後にする。
すると、ねえ。優樹菜ももしかしてああいうの好きなの?、と聞いてくる。
「.....は、は!?」
「だって.....男の子だよね.....優樹菜も」
「.....そうだが.....まあそうだけど!」
「.....もしかして凛子がおかしくなったのも.....」
「お前な!!!!?お前が聞いたんだろ!」
最低だな!
俺は思いながら赤くなる。
すると、どうだか、と言いながら俺達は同人誌のコーナーに行く。
それから見上げる凛花。
やっぱりおっぱいデカい子多いね、と目を輝かせた。
変わらないんだが.....。
「お前さ。取り敢えず凛子にプレゼント買おうぜ」
「あ、そうだね。.....フィギュアが良いかな。美少女フィギュア」
「そんなもん買う金あるのか?」
「お年玉貯めてたから」
「.....そうか」
そして凛花はフィギュアコーナーに向かう。
それからまた見上げる。
棚には無数の美少女フィギュアが陳列されている。
そのフィギュアを適当に手に取った凛花。
うーむ、と悩んだ。
「.....おっぱいデカい.....」
「お前な.....いやそこからもう離れろ。本気で頼むから」
「.....そうだね。.....でもあっちこっちデカい」
「あのな.....」
コイツマジに変態。
俺は考えながら見ていると.....エロゲ。
つまりあやせちゃんのフィギュアを見つけた。
そのフィギュアを見て赤面する。
「.....?.....何?あれが良いの?凛子に」
「そ、そうかもな。.....でも他を当たろう」
「.....???.....何で逃げるの?」
「あれはエロゲのフィギュアだぞ.....」
「.....エロゲ.....」
エロゲってエロいゲームだよね?、と赤くなって聞いてくる凛花。
まあそうだが.....だからどうした。
俺は思いながらスマホを取り出す凛花。
そしてあやせを調べて更に目を回して真っ赤になる。
「えっち.....凄いえっち」
「何を調べてんだオメェは!!!!!」
「だ、だってこのフィギュア.....あやせちゃん可愛い.....」
「ああもう姉妹だな!やっぱり!!!!!」
エロゲ趣味にする女子高生とかなお前!
俺は赤くなりながら、もう良いから。行こうぜ、と額に手を添える。
すると、七海ちゃんも可愛いなぁ、とスマホを見ながらうっとりする少女。
アカン。
染まっていっているぞエロゲに。
「.....何を考えているか知らないけど.....」
「決めた」
「.....何を?」
「これにする。フィギュア。.....そして個人的には七海ちゃんを買いたい.....ぐへへ」
「.....」
救いようがなくなって来ている。
俺はそう思いながら店員を呼びフィギュアを2体購入している凛花を見た。
凛花は弾ける様な笑顔を向けてくる。
その姿に盛大なため息が出てしまった。
だけどまあ.....嬉しそうなら何よりですね。
「.....良かった。今日来て。嬉しい。可愛い女の子のフィギュア.....も買えたし」
「お前さん。女子高生がエロゲキャラクターのフィギュアを買うとか有り得ないからな?普通に考えて。節度を持てよ」
「これってだきまくら?ってのもあるの?買いたい」
「お前は!!!!!話を聞け!!!!!」
抱き枕は18禁だろ!
俺は思いながらも、まあ本人が楽しんでいるなら良いか、と思い。
その日はそんな考えも浮かびながらだが帰った。
すると夜。
俺の部屋の窓がノックされた.....。
凛子だったのだが.....。
☆
コンコンコンコンコンコンコンコン!!!!!
「うるさいな!!!!!何だ一体!?」
俺は勉強していたのだが。
イヤホンを着けて居てもうるさいノックにその様な言葉が出た。
そして窓をガラッと開けると。
そこにアトリエか○やと書かれたエロゲの箱を持った美少女が窓越しに居た。
ちょっと待ってどういう光景なのか。
俺は顔を引き攣らせる。
すると凛子はこう言葉を放った。
「.....これ一緒にしよ。今度」
「断る」
「.....ぐすん。いい。じゃあお姉ちゃんに.....最低の陵○を受けたってやっぱり言う」
「お前ぇ!!!!!」
なんて事を言うんだ!
コイツ外道だ!マジに外道だ!
俺は頭に手を添えながら。
分かったよ!、と返事をした。
全くコイツら姉妹は!
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