第8話 ふへへ.....ぐへへ.....

「にゃんにゃんにゃーん!」


「お姉ちゃんやっぱりノリがいい!」


「そうだね!」


結局だが.....にゃんにゃんと言いながらコイツが一番ノリに乗っているしな。

俺は苦笑いで甘々コーヒーを飲みながら見る。

すると店員さんが、お兄ちゃんとお姉ちゃんはカップルなの?、ときいてきた.....ファ!?

俺達は耳まで真っ赤になる。


「そんな訳ない!こ、この人と!」


「そ、そうだな!」


すると、えぇ。残念。カップルだったら割引が聞いたんだけどにゃー、と言う。

その様な感じを見せられる凛花は、うぐ、と言葉を詰まらせた。

そして俺をギギギと効果音が鳴りそうな感じで見てくる。

俺は赤くなる。

ど、どうする気だコイツ。


「.....はぁ。でもカップルじゃないよ。私達は」


何と凛花はそう言い出した。

そして俺に対して苦笑してくる。

俺は凛花に耳打ちした。

それで良いのか、と。


「.....うん。だって私達は現にカップルじゃないしね」


「いや。それで良いなら良いけど.....お前が、うん」


その後だが。

俺達は時間が無いという事で。

メイド喫茶で各々の料金を払ってから。

そのまま階下まで移動を開始した。



「.....何を考えているか知らないが絶対にダメだからな。制服姿だからバレるって」


「おっぱいデカいね。あの娘.....」


「お前もうまるで酔っ払い親父みたくなってんぞ!」


18禁の場所の隙間から見える胸に赤くなっている凛花。

コイツはマジに変態だ!!!!!

男性達が困っているだろ!

俺は引っ張りながらその場を後にする。

すると、ねえ。優樹菜ももしかしてああいうの好きなの?、と聞いてくる。


「.....は、は!?」


「だって.....男の子だよね.....優樹菜も」


「.....そうだが.....まあそうだけど!」


「.....もしかして凛子がおかしくなったのも.....」


「お前な!!!!?お前が聞いたんだろ!」


最低だな!

俺は思いながら赤くなる。

すると、どうだか、と言いながら俺達は同人誌のコーナーに行く。


それから見上げる凛花。

やっぱりおっぱいデカい子多いね、と目を輝かせた。

変わらないんだが.....。


「お前さ。取り敢えず凛子にプレゼント買おうぜ」


「あ、そうだね。.....フィギュアが良いかな。美少女フィギュア」


「そんなもん買う金あるのか?」


「お年玉貯めてたから」


「.....そうか」


そして凛花はフィギュアコーナーに向かう。

それからまた見上げる。

棚には無数の美少女フィギュアが陳列されている。

そのフィギュアを適当に手に取った凛花。

うーむ、と悩んだ。


「.....おっぱいデカい.....」


「お前な.....いやそこからもう離れろ。本気で頼むから」


「.....そうだね。.....でもあっちこっちデカい」


「あのな.....」


コイツマジに変態。

俺は考えながら見ていると.....エロゲ。

つまりあやせちゃんのフィギュアを見つけた。

そのフィギュアを見て赤面する。


「.....?.....何?あれが良いの?凛子に」


「そ、そうかもな。.....でも他を当たろう」


「.....???.....何で逃げるの?」


「あれはエロゲのフィギュアだぞ.....」


「.....エロゲ.....」


エロゲってエロいゲームだよね?、と赤くなって聞いてくる凛花。

まあそうだが.....だからどうした。

俺は思いながらスマホを取り出す凛花。

そしてあやせを調べて更に目を回して真っ赤になる。


「えっち.....凄いえっち」


「何を調べてんだオメェは!!!!!」


「だ、だってこのフィギュア.....あやせちゃん可愛い.....」


「ああもう姉妹だな!やっぱり!!!!!」


エロゲ趣味にする女子高生とかなお前!

俺は赤くなりながら、もう良いから。行こうぜ、と額に手を添える。

すると、七海ちゃんも可愛いなぁ、とスマホを見ながらうっとりする少女。

アカン。

染まっていっているぞエロゲに。


「.....何を考えているか知らないけど.....」


「決めた」


「.....何を?」


「これにする。フィギュア。.....そして個人的には七海ちゃんを買いたい.....ぐへへ」


「.....」


救いようがなくなって来ている。

俺はそう思いながら店員を呼びフィギュアを2体購入している凛花を見た。

凛花は弾ける様な笑顔を向けてくる。

その姿に盛大なため息が出てしまった。

だけどまあ.....嬉しそうなら何よりですね。


「.....良かった。今日来て。嬉しい。可愛い女の子のフィギュア.....も買えたし」


「お前さん。女子高生がエロゲキャラクターのフィギュアを買うとか有り得ないからな?普通に考えて。節度を持てよ」


「これってだきまくら?ってのもあるの?買いたい」


「お前は!!!!!話を聞け!!!!!」


抱き枕は18禁だろ!

俺は思いながらも、まあ本人が楽しんでいるなら良いか、と思い。

その日はそんな考えも浮かびながらだが帰った。


すると夜。

俺の部屋の窓がノックされた.....。

凛子だったのだが.....。



コンコンコンコンコンコンコンコン!!!!!


「うるさいな!!!!!何だ一体!?」


俺は勉強していたのだが。

イヤホンを着けて居てもうるさいノックにその様な言葉が出た。

そして窓をガラッと開けると。


そこにアトリエか○やと書かれたエロゲの箱を持った美少女が窓越しに居た。

ちょっと待ってどういう光景なのか。

俺は顔を引き攣らせる。

すると凛子はこう言葉を放った。


「.....これ一緒にしよ。今度」


「断る」


「.....ぐすん。いい。じゃあお姉ちゃんに.....最低の陵○を受けたってやっぱり言う」


「お前ぇ!!!!!」


なんて事を言うんだ!

コイツ外道だ!マジに外道だ!

俺は頭に手を添えながら。

分かったよ!、と返事をした。

全くコイツら姉妹は!

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