恋する気持ちは眠らないシリーズ 遠距離恋愛

MOTO

第2話恋する気持ちは眠らないシリーズ 遠距離恋愛

@遠距離恋愛 un

仕事帰り、スマホを見る。

今日は一度もLINEがない。


キミは私の知らない街へ転勤になった。

もうすぐ会えなくなって一か月になるよ。


遠距離恋愛。恋のカタチはいろいろある。

でも、恋人たちの好きと言う気持ちは同じだよ。


信号が赤になる。


「えっ」向こうにキミが待っている。


信号の点滅は私の鼓動。


@遠距離恋愛 deux

今日はLINE一度も送ってない。

怒ってるかな。


彼女からは今日も残業ってメッセージが来ていた。

だから僕は定時上がりで電車に飛び乗った。


帰る時間ならわかってる。

きっとあの信号辺りで出くわすさ。


赤信号がウィンクしている下にはキミがいた。

会いたい。


理由はそれだけ。それ以外にない。


@遠距離恋愛 trois

2人だけの二日間。

キミに手を振るまでの時間。


私の中でたくさんのヤリタイコトが溢れてる。


2人だから行きたい場所はいっぱいある。

やることだって、いっぱい、いっぱい。


でも、やっぱり、

こうして部屋でずっとずっと

キミに抱きしめられていたいよ。


くっつき過ぎて手が離れなくなるまで。

大好きだ。


@遠距離恋愛 quatre

あと数時間キミはこんな時でも本を読む。

「どうしてぇっっ」って

波打ち際の港で叫びたい気分。


「何か言って」小さくなってるココロがつぶやく。


「ねぇ、友達がね。

今カレとは一目惚れで付き合ったんだって。

そんな事あると思う?」と話しかけてみた。


「あるよ。今かな。うん。」


それだけでシアワセON


@遠距離恋愛 cinq

日曜日の夜は脈打つように

秒数で時が刻まれる。


8時、9時と過ぎる度に呼吸が苦しくなる。


キミが鞄に手を置く。


抑え込んだ感情が洪水となり、頬を流れる。

キミの胸に顔をうずめる。


最後の抵抗。


いつものように頭を撫でられる。

そして、キミが言った。


「愛している。」


もう、何もいらない。


大好き!


※近況ノートに

 追記があります。

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