第21話ゴーレム

ゆっくりと近付いてきたゴーレムは、手の届く位置まで来ると左腕を振り上げた。


「ねぇマグロ!どおするの!?」


焦った声でたずねるりせ。マグロは不敵に笑うと…


「ちょうどいいから実験するよ!リセはさがってて!」


手をばんざいの形にしてゴーレムの拳を待つマグロ!その表情に緊張などなく、むしろワクワクしているといった感じだ。


ドーーーーーン!!!!


大質量の衝突。はたしてマグロは無事なのでしょうか?

砂埃が舞う中からキラリと光る瞳。やはりというべきかそこには無傷のマグロの姿が。その顔を見れば実に愉快そうに笑っていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る