第22話ゴーレム②
「カッカッカッ!やはり僕はダメージ負わない!さてお次は…行くぞ!」
レベル1なりの動きでゴーレムに接近すると、右ストレートを繰り出す。
お世辞にも様になっているとは言えないパンチが、ゴーレムのボディに突き刺さる。ことはなく、ゴーレムが弾こうとして出した右腕を破壊するだけで終わった。と思いきや、そのままの勢いでやはりボディも破壊してしまった。
「…マグロは化け物!」
ドッシーーーーン!!!!
轟音を立てて倒れたゴーレムは、その後動くことはなかった。
と思いきや、のそりと立ち上がる!とっ、次の瞬間上半身と、下半身が別れてしまった。
命令が機能してないのか、足はフリーズした。上半身は、手ではうように動いている。
土から上半身が生えている、もしくは下半身が埋まってしまったかのような状態だ。
見ているとカワイイとすら思ってしまうが、実際はかなり奇妙なものだ。
あの状態で生きている?のだから!
「こいつはどおやったら動きが止まるんだろうか?」
「多分あの状態でも動いているから、魔石を外すしかないんじゃないかな?」
「あれを?どおやって?」
「わからない。」
「うーん…じゃあ無理だからほっといて先に行こうか。」
「うん。」
ゴーレムの出現により岩石地帯が近付いていることに気づいた二人。それでも気負うことなく変わらず歩き続ける。そんな二人の次に待ち受けるものとは…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます