第11話初日の終わり 

くたくたになって、すでに暗くなりかけている山を歩いている。

何度目かの狩猟をして、ようやく食料にできた。その獲物をリセと二人で必死に運んでいる(引きずって)

洞窟に戻ったときにはすっかり日が落ちていた。

今日は歩き回った。木々の生い茂る山道は必要以上に体力を奪ってしまうようだ。

道中尖った石を拾ったので、鹿を捌いた。切れ味は最悪だが。


異世界初日の初食事は…味がなかった。これはしんどい。しかし、この世界でもっとしんどいことがあった。それは、トイレだ。トイレットペーパーもウォシュレットもないのだ。味のない食事もこたえたが、これはそれ以上に僕を苦しめるだろう。

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