第8話焼き鳥
「とりあえず…腹減ったな。このニワトリって食べれるのかな?」
一通り聞くこときいたし…お腹が空いてきた僕は、目の前に転がるバカでかいニワトリを見ながら独り言を呟く。返事があるとは思わなかったが、答えが返ってきた。
「このニワ…コカトリスっていうんですけど、町では高級食材でしたよ!」
なんでもこのニワトリの名前はコカトリスっていうらしい!ちなみにBランクの魔獣で、石化攻撃をしてくるとか!結構ヤバい奴だったみたいだ!危なっ!
だからこそ町でも肉が出回らないんだとか。
「とりあえず焼くとして…なんか切るものとか持ってます?あと、火をおこすやつとか?」
僕って手ぶらなんだよね。流石に生は…
そう思って尋ねた。
「ごめんなさい。何も持ってないの…でも種火程度なら火魔法が使えます!」
なんとリセちゃん魔法が使えるらしい!これぞファンタジーだよね!
「じゃあとりあえず焼きますか。木はたくさんあるから、落ちてる枝を拾ってきますね!」
「はい。…あの私のほうが歳下なので敬語じゃなくて大丈夫ですよ!」
「あ~つい癖で。じゃあ…リセで!僕にも敬語じゃなくて大丈夫です…だよ。」
「ふふ。わかった。じゃあとりあえず焼く準備しよ。」
僕たちは小枝を集めてコカトリスを焼いた。そして、その肉は僕たちの目の前で炭になってしまった。
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