第2話選んだ力

山の上の大自然からはるか先まで見渡しながらこれからについて思案する。


とりあえず言語は気にしなくても大丈夫らしいが、文化や価値観はかなり違うから勉強が必要だとか。


さて、ここでもらった力について話しておこう。


剣聖だと剣で山が斬れるとか、魔導王なら空飛べるとか!守護王にすれば最強の盾だとか!


でも僕考えたんだ。最強の矛と、最強の盾…どっちが強いのか?魔法と剣…どっちが強いのかと。


あの時間では答えは出なかった。でもそれが答えだとも思った。


つまり力が強いとか、見えないほど速いとか、そういうことじゃないんだと。


そして、抗えないものってなんだ?って考えたとき答えがでた。


でも女神様の提示した力のなかにそれはなかった。だから僕は訪ねた。すると女神様は少し考えたのち可能だと答えてくださった。


それがこの力…  〃理不尽〃  僕があの時間で考えた最強にして抗えないと思える力だ。

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