⑨ミドルⅦ:クラヤミ族と戦った日
一夜明けて、ドラえもん達がクラヤミ族の追跡を始める日がやってきます。
この日のイベントスケジュールは大体こんな感じです。
・朝:追跡の開始+ペガ達のお留守番
・追跡パート
・昼間:ヒカリ族の抵抗+クラヤミ族との戦い
・vsツチダマ
・昼間②:ペガ達を迎えに行ったけれど、姿は見えず……
・昼間~夕方前:ヒカリ族が日本へ。村作りが行なわれる
・夕方:落ち込むのび太、慰めるククル。ロウの話
・???:ギガゾンビにドラえもん達の事を報告するツチダマ
大雑把に並べただけでも前日よりイベント数が増えています(笑)。
そして、ここからは新版ならではの変更点・演出が目に見えて増加していきますね。特に最後の「???」辺りは、旧版を知ってる人が「なにぃ!?」となる演出が搭載されております。
個人的にはクラヤミ族との戦い以降は見所満載だと思っていたり――――などと思わせぶりっぽい事を語りつつ、順番にイベントを追っていきましょう。
●朝:追跡の開始+ペガ達のお留守番
朝。
たずね人ステッキを使ってクラヤミ族の向かった方角「北北西」へ向かうことに。
旧版と同様に「ペガ達は目立ちすぎるから」という理由で、三匹はお留守番になります。全体的にちょっとかわいそうな気持ちになる場面ですねぇ。
・ペットフードを三日分置いていく
・留守番を命じられるが、最初はついていこうとするペガ達
・再度のび太に止められ「すぐに戻ってくるから」と言い残されて、三匹はその場に留まる
一応コミカルな表現として、いきなりペットフードを食べようとするドラコ(※1)も映ったりしますが、今後の展開を知っているとブルーな気持ちになりがちです。この場面について独自に考察してみようとした場合、人によって結論が変わってくるのではないでしょうか?
たとえば。
本当にペガ達を置いていく必要があるのか? たずね人ステッキなどの道具があるのだから、仮にクラヤミ族がドラえもん達の接近に気づいても関係ないのでは? なんて考えちゃいますかね?
ここからは私個人の考えではありますが。
シナリオ構成の視点で見るなら「ペガ達の再登場をかっこよくするフリ」なので悪いわけではない。ただ、ドラえもんが口にした「ペガ達は目立ちすぎる」という理由に関してはもっと詳しく解説するか、別の理由にした方がいいのではないかな~と思います。
まあ、そもそもペガ達が後で行方不明になるなんてドラえもん達は知らない(※旧版観てる人なら初見でわかりますが)ので、大きな問題行動ってわけでもありません^^; ふつーに考えれば、さくっとクラヤミ族を倒して、すぐにペガ達を迎えに行けたはずですし。
まあまあ、なにはともあれクラヤミ族の追跡が始まります。
ククルのサポートがなんとも頼もしい。相手はヒカリ族を引き連れての移動(徒歩)なので、タケコプターのドラえもん達が追いつけない理由もありません。
場面は岩山へと移行していきます。
(※1):ドラコの食いしん坊設定が発動して、めっちゃ大口開けて食べようとします(笑)。あの大口で食べたらペットフードはすぐ無くなっちゃいそうですね! 太るぞドラコw
●昼間:ヒカリ族の抵抗
ドラえもん達の視点から変わって、映し出されるのはヒカリ族を連れていくクラヤミ族です。
ヒカリ族達は手を縛られており、武器も持っていません。その状態で四日以上徒歩での移動を強制されているので、体力の限界を迎える者が現れ始めます。
そんな様子を気にせず、怒った様子で「歩け」と命令するクラヤミ族。これにククルのお母さん“コイヤメ”が休みを要求しますが、知ったこっちゃないって感じです。ベシッと殴られちゃいます(※2)。
それに激怒したのがククルのお父さん“タジカラ”。もう我慢出来んと反撃開始! 周りにいた男衆に呼びかけて抵抗を試みます。この行動はクラヤミ族にとってムカツク以外の何物でもないわけで……。それどころかなんか先頭にいる御輿の中にいるヤツ(ツチダマ)もめっちゃお怒りです。
刃向かう者は殺して先を急げ!
恐ろしい上司(※3)の命令にクラヤミ族は従います。どれだけタックルで攻撃してこようが、クラヤミ族の戦士は屈強な肉体と武器を持っているので戦力差は歴然。
ククルのお父さんを筆頭としたヒカリ族が危ない――――そう思った次の瞬間。
めちゃくちゃ聴きなれた猫型ロボットの声が山間に響き渡り、イナズマ(?)が降り注ぐ。
「わが名は精霊大王ドラゾンビ!」
ここからが救出劇の始まり始まり~~。
(※2):カメラワークの影響も大きいのでしょうが、ククルのお母さんと比べてクラヤミ族の戦士がデカイデカすぎる(笑)。身長2メートル以上あるのかな?w なんというか『北斗の拳』の上位モヒカン雑魚と一般人くらいの身長差がありそうに見えます。
凶暴で乱暴設定なので女性にも容赦なし。わかりやすく嫌われ者の味が出てますね。
(※3):はい、姿は見えませんがツチダマです。クラヤミ族がツチダマをどれだけ恐ろしく思っているかは、わずかな時間の間に演出される態度で上手に表わされています。
①リーダー格らしきクラヤミ族の男が「ギ~~ガ~~」の声に反応して、即座に駆け寄って平伏
②御輿をかついでる二人のクラヤミ族(モブ)の顔に冷や汗
③命令されたリーダー格が反論もせず「早く言う事を聞かなきゃヤバイ」って感じで、すぐ行動に移す
おそらくツチダマ衝撃波の洗礼も受けているでしょうから、クラヤミ族がビビるのも納得です。
つまり、ツチダマは、強力な力で無理矢理言う事をきかせてくる、超パワハラ上司だったんだよっ!!w(MMR風
ちょいと1場面を分割する形っぽくなりましたが、今回はここまで。
次回に続きます。
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