⑦ミドルⅤ:ヒカリ族の村へ向かった日の出来事
幕間コラムを1回挟みまして本編に戻っていきましょー。
翌日になると、ドラえもん一行はヒカリ族の村がある中国大陸へ向かいます。
この日に起きたイベントを時系列に並べるとこんな感じになります。
・早朝:一人で行こうとするククルを皆で引き止める
・朝:ペガ達に乗って、6人は中国大陸へ出発
・昼:富士山の近くでお昼休憩、ハンバーガーセット
・夕方~日暮れ前:ヒカリ族村跡に到着。そこで一夜を明かすことに
・夜中:のび太とペガ達の交流。ペガのブラッシング+眠れないから一緒に寝る
うーむ、かなり濃密な一日ですね(笑)。
早朝から順番に追っていきましょう!
●早朝:ドラゾンビが生まれる
一人で行こうとするククルと引き止める皆(のび太以外)が描かれる場面です。
ククルは決してドラえもん達が信用できない訳ではないのですが(※1)、ちょっと決意は固そう。
そこで一行は一芝居打ちます。ここらは旧版と同じで、タケコプターを渡す → 空を飛んでびっくり → この人はえらーい呪術師(まじないし)デース!! の流れですね。
よーく見ると各キャラの言動がちみっと変わっていますが、スネ夫のナイスフォローが目立つ形です。涙を流しながら平伏すククルなんかも見れちゃうのはココだけ!(※2)
のび太が最後に起きて「なにがあったの~?」と口にして、みんなが呆れた感じになるのは一緒(笑)。
(※1):そもそも当初は言葉が通じないわ取っ組み合いしたわな相手を介護するなんて、悪人にはできません。温かいスープもくれたし、ちゃんと話を聞いてくれる。さらにはククルの話を疑うことなく助けてくれようとする! そりゃあ信用できますよね。同時にその「いい人」っぷりが、逆に「この人達に迷惑はかけられない」という思考にさせてしまったわけですが。
(※2):コミカルな演出度合いが強いのでサラッと流せちゃうのですが、おそらくククルは心の底から感謝してると思われます。ただ助けてあげたい。その気持ちだけで動いてくれるドラゾンビは救世主にしか見えませんものね。
ちなみに、ククルは最初こそタケコプターを制御できていませんが……クラヤミ族との戦いにおいては完全に使いこなしてるようです。その時点でのび太よりタケコプターの腕前は上かもしれません(笑)。
●朝:出発時の演出
太陽の光が大地を照らし、6人と三匹が空へ昇っていく。作中でも屈指の風景&動物描写が素晴らしい場面です。
美しさが際立つ中でココでもメッチャ色んな演出やってます(笑)。ほぼすべてが新版からの新演出&変更点。
・各ペットに騎乗しているペアが旧版と異なっている(※3)
・各ペットの出発時、飛行直後の演出が進化! 個性まであります(※4)
・「ドラコ達が移動中に疲れちゃったらどうしよう?」の台詞がのび太からスネ夫にチェンジ。スネ夫らしい出番が増えてる
等々。
次の場面であるお昼休憩までの間に、いくつもの風景と動物が登場します。これらの登場はドラえもんの解説に合わせたものになっているようです。トドメに日本で超有名な富士山も出てきますね(笑)。
(※3):ドラコにジャイアン&スネ夫はそのままですが、グリにドラえもん&しずか、ペガにのび太&ククルと変更されています。旧版だとペガにのび太&しずかペアが騎乗しており、のび太が白馬に乗った王子様&お姫様みたいな感じでしたね~。
この変更については、おそらくのび太&ククルを同乗させる事で視聴者に「ふたりの絆or仲の良さ」を印象付けたいからだと思います。もしかしたら(映像になっていないだけで)のび太が一緒に乗ろうと誘ったのかもしれませんし、ククルが一緒に乗るならのび太がイイとお願いしたのかもしれません。想像が膨らむw
(※4):この場面に至るまでにも演出されていましたが、ペガ・グリ・ドラコの三匹の動きが合成したアンプル(動物)の動きになっています。ちとドラコはわかりづらいですが(大部分ワニなので)、ゆっくり横に一回転して水を切ったりジャイアン達の発言に拗ねたりしてめっちゃ可愛いです。
注目すべきは(多分)足! グリはライオン(とゆうか猫科?)の動きですし、ペガはしっかり馬の足の動きをしてます。芸が細かい!!(何回目かの発言)。
ちゃんと飛行する前に翼を広げるところもナイス☆ リアル思考寄りでいくと、よくドラコはあんなちみっちゃいので飛べるなと思わんでもな(長くなるのでry
そして、道中で富士山を見つけた一行はお昼休憩に入ります。
特にトラブルもないので、なんとも愉しげなペットと空の旅ですね~。
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