前篇への応援コメント
こんばんは。冒頭部分を読ませて頂きながら、ふと年末、家人がリュックを終点K都に忘れて行ったのを、猛ダッシュで取りに行った事を思い出しました(笑)
東京に行った友人が、昔帰って来た際「化粧をしたそばから消えていく」と暑さを語っていました。
後篇どのような展開が待っているのか、ドキドキします😆
作者からの返信
ヒニヨルさん
リュックを忘れるってなかなかですね(笑)
猛ダッシュで取りに行く様子が思い浮かびます。落とし物として届けてくれる人もいるけど盗ってしまう人もいますもんね。
京都の暑さは独特なので、京都から関東に移動すると、関東の夏ってマシなんだなって想うことがあります。京都は呼吸困難になるような暑さといったらいいのか、ずっとオーブンの傍にいるような感じです。
後篇への応援コメント
最後のほうで色々覆されてくる感じが不気味で説明不可能な気持ち悪さがずっと残っています。京都のこういう一面はホラーにぴったりですね。ざらついた8ミリ映像のような雰囲気がよかったです。
作者からの返信
柊圭介さん
もやもやして下さってありがとうございます。謎は謎のままです。
舞台が東京であるよりは京都のほうがあやかしと相性がよいかもしれませんが、既存の作品と切り離したところで自分なりのものを創らないといけなくて、そこはもう好き放題に書いてました。
柊さんの連載、移民は日々起こる事件のせいでフランスでもかなりイメージが悪いはずです。音楽をとおして、望ましい未来が主人公にみえるとよいですね。
後篇への応援コメント
京都という場所にこれ以上ないほどぴったりくるSFホラーで、頭の中では終始アニメ映像が流れていました。夏休みに必ず一編は目玉として作られる、有名スタジオが手掛けた長編のやつですよ。音楽はなしで、蝉の声だけが響いているのが似合います。
鍋の底がごとき京都の夏、いつの間にか増えたネオ、そして山伏。日常の影で何かが確実に蠢いている。それに気づいた者だけが闘いに身を投じ、日常から消え失せる。そうでない者はやがて捕食され、何食わぬ顔で日常を続ける……その壮大な世界観が、こんなに短く端正に過不足なく書き表されていることに脱帽です!
詩子ちゃんの初登場時、イチゴのヘアピンに違和感を抱いたのですが、まさか神隠しに遭っていたとは思いませんでした! 幽霊。本当にそうなのかな。続編で乗っ取られた本体と出会ったりはしないのか、気になります。大地震の時になぜ会いにきたのかな。
山伏になった叔父さんは、この世界を裏から見た時に、一番現実的で真っ当で熱く、真面目なヒーローになるタイプですね。そういう人、好きです。もっと生き様を見たい。
謎が残るのは波太くんの小学生時代の記憶が一部ないというところ。続編で説明がつくのか、不思議の一端として謎のままなのか。
ヒントのような、そうでないような情報が巧みにちりばめられているので、提示された視点から精一杯の想像力を働かせるのが、とても楽しいです!
続編も読みに行きまーす(^^)/
作者からの返信
鐘古こよみさん
お忙しい中、ありがとうございます。
今回のカクヨムコン短篇に本作を入れてみましたが、陽の目があたらぬまま高速で溝に流れ去った一品でございます。
わたしの作品を少しでも知っている方だと、読んでみようかな? と想ってくれたのかも知れませんが、そこは無名の哀しさです。
夏休みにどこかのアニメスタジオが作品化してくれるとしても、しばらく掲示板が「どういう意味?」とざわついちゃうかもしれません(笑)
謎は謎のままにしておくのが最近のわたしの流行で、不親切きわまりない設計になっています。全てが説明できるよりは、突っ込みどころがあるほうが楽しいかなって。
もともと比叡山という大きな山が京都市街の近くにどーんと控えていまして、四条から北上していく流れなども、知っている人だと「ああ、あそこ」とすぐに分かるようになっています。京都の地理が分かる人だと楽しんでもらえるようです。天狗がなぜ山伏の恰好をしているのかは、諸説あるみたいですね。山中で修行していた変人の僧が妖のたぐいと間違えられた説が有力です。
そんな山伏に眼を留められるとはさすがは、鐘古さんです。
そうなんです、実は主人公は波太であって、波太ではないのかもしれません。
山伏が陰の正義のヒーローなのです。
続篇はまったく考えていなかったのですが、ふと思い立って書いてみたものになります。
続篇も、楽しんで読み終えて下さるとよいのですが。
いつも本当にありがとうございます。
後篇への応援コメント
朝吹様。
この度は企画へのご参加ありがとうございます!
読んでいくと、「あっ」と驚く展開に吸い込まれました。
素晴らしい作品ありがとうございます。
よろしければ、続編を見に行きますので、タイトルを教えてくれませんか?(朝吹様が執筆された小説は色々あり、どれも興味深いのですが、まずは天狗の話から読んでみようと思いましたので)
作者からの返信
蘇芳さん
こんにちは! 企画に参加させてもらっております。
天狗の話なんて世の中に出尽くした感がありますが、自分なりに書いてみました。妖怪や悪魔が登場するお話し等も出ても出ても、また出てきますから、そんな感じで。
続篇こちらになります。お時間あります時にお願いします。
「焼けた空から降り来たるⅡ」https://kakuyomu.jp/works/16817330652148819623
我が家は基本が過疎ってますので、読んで下さる方の存在は狂喜乱舞です。
素敵な企画をありがとうございました。
後篇への応援コメント
戸隠に修験者は今いるのかなあ?
中社に参拝して蕎麦を食べて帰ってくる程度にしか足を運ばないのであまり見かけないのです。
既に全滅しているのかもしれません。
作者からの返信
桁くとんさん
戸隠神社って、なぜ戸隠なのかと由来を調べたら、誰もが知っている神話の話に直結していて、おお~となりました。
ものすごく歴史がある神社、あの杉並木を歩くだけでも身が引き締まりそうです。
長野駅からバスで1時間くらいなのは、京都駅から大原に行くのと変わりませんね~。人里離れた場所の神社やお寺に行くたびに、こんな不便な場所にも大昔から人が暮らしていて、神や仏と付き合っていたんだなぁとふしぎな気分になります。
レビューも書いていただき、まことにありがとうございました!
後篇への応援コメント
ふおおおおΣ(゚д゚lll)諸々すでに……と言った感じでありました。冷たいヨーグルトを食べながら読んでいたので、鳥肌が……。
私のいとこで東大卒いま警察関係で偉そうにしている男。大学時代世界中を旅し、なぜか法螺貝を吹く事に大ハマりして、いつもデカい法螺貝を首から下げていた変人のソイツを思い出しました。
続編楽しみです
作者からの返信
そうなのです。ふおおおおおです。
なんということでしょうか。
そしてここから、ふと思い立って書き始めた続篇に続くのです。荒業にビビられました。
>私のいとこで東大卒いま警察関係で偉そうにしている男。
国家公務員一種をお持ちであろうこちらの方のほうが、よほど気になりますが笑
なぜ法螺貝にはまられたのか。
そしてなぜ首から下げて歩くのか。
ヤバイですね笑
不思議なお話をお読みくださいましてありがとうございました。
前篇への応援コメント
川沿いの雰囲気が手に取るように伝わってきます。
UFOと天狗…むかーし読んだ山岸涼子さんの漫画を思い起こさせました。叔父さんの話とか「京都さん」とか続きがドキドキします。
京都の暑さはちょっとヤバいですよね(笑)
作者からの返信
こちらを最初に読んで下さってありがとうございます~。
京都を知っている方なら、ああ、あそこ……とすぐに分かるような場所が舞台です。
山岸さんの作品はわたしも大好きです……!
「日出処の天子」など神業にしか想えません。
お年を召してすこし雑になってはいても、やっぱり唯一無二の作品をお描きですよね。山岸先生は怖い話が大の苦手らしいのですが、描くと誰よりも怖いです。
24年組というのでしたっけ、あの年代の漫画家さんはほんとうに力があると想います。
京都の暑さは息が出来ないような暑さで、独特ですよね~。
編集済
後篇への応援コメント
面白かったです。堪能しました。
京都の街並みも、詳しくもないのになんだか実際に訪れたようなノスタルジックな気分になりました。
詩子ちゃん、最初に出てきたとき随分年下の従姉妹かな、と思ったら同い歳とか……と思ってたら、なるほど。
あと、後編の冒頭、叔父さんのシーン、すっげえかっこよかったです。
作者様へのお返事:
そうそう乃南アサで思い出した! この作品、ちょっと柴田よしき思い出したんですよ。舞台が京都で小天狗が舞う、この感じが。なぜ乃南アサで思い出すかというと、自分の中でよくごっちゃになるからですw
作風というより、当時「生理臭い小説」(失敬!)とか言われてたカテゴリに入れられてたもので。もう平成だったけど昭和引きずってんな、そう考えると。いまだと怒られますね、こんな表現。
というわけで、三人娘ではないですね、ちょいあとになるのかな、乃南アサ先生は。まだ思い出せない、もどかしい。
そうそう、あの企画、朝吹さんの『永訣の朝』がとてもよくて、感想書いてたつもりになってたんですけど、書いていなかったようで。この作品を踏んだあとがあったので、読もうと思って仕事に戻ったかなんかでそれきりだったみたいで😅
長々とすみません。最近小説の話とか全然リアルでしてないもんで、つい。
お邪魔しました!
あ続編もあとで読ませていただきますw
作者からの返信
🍅🥒さん、こんにちは。
↑
SSSS~よりこちらのイメージです。
読んで下さってありがとうございます!
京都には牛若丸(源義経)が幼少時に天狗に武芸を習ったことになっている鞍馬山なんかもあり、天狗さんと縁が深いので取り入れてみました。
こちらの作品には登場人物同じのまま続編もあるので、想い出した時にでも~!
あとホラーの残り一人、乃南アサさんの名もいま思い浮かびました~!
後篇への応援コメント
朝吹さま、この度は「不思議の里」へのご参加、ありがとうございました。
京都という背景抜きには考えられないほど見事に風土と溶け合った、こわ美しいファンタジーでした。
怖いはずなのに美しいのか、美しく描かれているから怖いのか …
ホラーやファンタジーには、言葉に書き切ってしまうと怖くも不思議でもなくなってしまう所が確かにありますね。
ラストシーンの目くるめく色彩感にいざなわれ、倒錯的な懐かしささえ覚えました。
一点、「よう、波太。帰ってたのか」以下、繰り返されている構内書店の二つの場面の位相(時間関係)が気になります。書店から出た後で襲われることになっていますが、身を乗っ取られた瞬間パラレル世界が現れて別の過去になっているのか、などと非幻想的な混乱を招かぬよう、書店に入る以前か、もしくは子供時代からずっと乗っ取られ続けていたことにした方がすっきりしそうな気もします。
作者からの返信
友末哲俊さま
はじめまして、企画に参加させてもらっております。
そうなんです、ホラーというのは詳細に描写しても怖い、読み手の想像力にゆだねても怖い、要は怖さがあればホラーなのですが、その塩梅が難しいです。
ホラーときいて思い浮かぶのが、映画「リング」の中の呪いのテープの映像部分なんです。
あそこだけ取り出すと何がなにやら分からない、でも、メンタルにくる怖さがあります。ああいうのが一番怖い気がします。
オチをつけたい説明癖があるのでホラーを書く時にはあえてモヤモヤした謎の部分を残すように心がけていますが、それが読み手にとって障害となり、リードの妨げになるようではいけませんでした。
『なんだか分からないけれど怖い』
ここに落ち着いてなおかつ、あまりにも不可解すぎることにならないように、次回ホラーを書く時にはご指摘の点を気を付けてみます。
この読者置いてきぼりになる感じが癖になってしまって、最近書いたふしぎ系の作品は全部こんな感じなのですが……(^^;)
書き終えた後でしか意見もいただけないので、精進します。
こちらの作品には同じ登場人物が出てくる続編もあってそちらはエンタメに振り切っております。軽~いものを読みたい時には想い出して下さると嬉しいです。
文芸とライトの狭間にいるような書き手ではありますが、読んで下さった上にレビューも入れて頂き、ありがとうございました。
なんの予備知識もなしにぽいっとエントリしていたのですが、過去にもたくさん里シリーズで企画をされていたのですね。
枯れ木も山の賑わいになれていたら幸いです。
編集済
後篇への応援コメント
こんにちは。
控えめで本音は隠して言わないような
綺麗でジワジワくる感じがします。
薄気味悪い情景に心がゾワゾワしました。
詩子ちゃんも親戚も信用していいのかな…と
思っていましたが、
すでに波太くんも侵食されていたのか…
出雲の全滅という言葉も気になります。
侵食と地震でこの国を滅ぼす気だったりして…
知らない間に静かに置き換わっていく所が
恐ろしいと思います。
静かに揺さぶられるようなホラーでした。
作者からの返信
三寿木さん、こんにちは!
ホラー? SF? ホラーSFファンタジー?みたいな感じになっちゃいました。
侵略される人類のお話ってわりと好きなんです。戦隊ものではありませんが、知らない間にどこかで戦士が地球を守って闘っているのかも知れないと想像するのは、大人になっても中二病的にわくわくします。
「これから」なところで終わっちゃいましたが、どこかで、山伏VS天狗やってるんでしょね~。
比叡山近辺はよく不審な光が出てくることで有名でした。全てただのライトなんですが、雲に反射すると実にUFOっぽく見えました。
現代ホラーよりは、ひと昔前の怪奇小説のほうがまだ馴染みがあるのです。
エドガー・アラン・ポーとかです。コナン・ドイルの怪奇小説も好きでした。そこまで怖くはないけれど、奇妙な世界に入ったような気分になりました。
ミステリーでも、ホラーっぽい部分がありますよね。アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」などは、ラストにぞぞぞ~っとした覚えがあります。
あれこれ謎を残したまま薄暗く終わってしまいましたが、少しでもお楽しみいただけたら本望です。
読んで下さってありがとうございました♡
編集済
後篇への応援コメント
これは、薄っぺらいホラーではない。
千年の歴史を誇る古都京都の「抒情詩」かも知れません。おしゃまで可愛い少女が亡くなっていたエピソードには涙がポロリでしたけど……。京都はこころの故郷だと思っています。熊野古道も大好き。
日本に生まれて良かった。
貴殿作品への初めてのお伺いでしたが、ありがとうございました。
作者からの返信
お読み下さいましてありがとうございました。
意図せずレトロなSFホラーになってしまいました。脳裏に京都の町が浮かぶので書いていて楽しかったです。
街中に暮らしているとピンときませんが、京都もちょっと奥に進むと、途端に山深くなって神秘的になりますよね。
拙作に「折り紙の秋」という京都のエッセイがあります。京都に滞在したことのある方なら分かる部分があるかも知れません。
お暇な時によろしければ~(∩´∀`)∩
後篇への応援コメント
後篇、終わりに向かうにつれて、なんという展開😱急に、ぞぞぞという不気味な感覚に襲われました。
詩子ちゃんも、波太くんも、主要な人物が亡き者になっているなんて。びっくりしてしまいました。
私にとって馴染みのあるところが舞台なので(といっても、昔から住んでいたわけでは無いのですが)さらにリアリティを感じました。
鞍馬の方は、昔大学の友人たちと散策に出かけましたが……その時雨上がりで、人気も無く、不思議な行列を目撃してしまったりして、怖かった記憶だけ覚えています💦
町のふとした所で、何か潜んでいるような気配があるんですよね。そんな土地と、SFが絶妙に絡み合って、怖いながらも楽しく拝読しました。
読ませて下さってありがとうございます😊
作者からの返信
ヒニヨルさん
ふしぎな行列……ってなんでしょうか(;'∀')
鞍馬・貴船のあたりは観光シーズンはそれなりに人がいますが、オフシーズンに行くと、しーーーーーんとしていて、タイムスリップして平安時代くらいに戻ったような気分になります。そして日暮れが早い早い。太陽がちょっと傾くと山の中ですからあっという間に暗くなり、気温が下がるのです。
山が怖いというのは体感として鞍馬で学んだような気がします。夏でも寒い。
大原まで行くと山間の村ですからちょっとは開けた感じがあって、闇に包まれる感じはないんですけどね。
一人でも読んでもらえる人がいたらいいな、と想って今回、負け戦承知でカクヨムコンに出したのですが、ヒニヨルさんが読んでくれたので嬉しいです♪
ありがとうございました。