ドラゴンストーリー

IDO&EGO

第1話

ドラゴンストーリー


俺は夢を見た


剣を持って…血を浴びている誰かを

辺りには遺体に囲まれている誰かを


そしていつも 気になる場面で

起きてしまう


ジン「最近変な夢ばかりだ」


すると外から声が聞こえる


キリア「おーい ジーン」

ジン「ああ…秘密基地で会おうって

約束してたんだった行かないと」


ジンは部屋を出て階段を下りた


グレン「ジン遊びに行くのか?」

ジン「うん 友達と遊ぶ約束がね」

グレン「そうかじゃあ 昼までに帰ってきなさい」


ジン「うんわかった」


ジンは外に出た


キリア「やっと起きたか ジン早く行くぞ

リアン達が待ってる」

ジン「リアン達って何処で待ってるんだっけ」


キリア「そんなの決まってるだろ

俺達がこっそり森で作った秘密基地の所さ」

キリア「ほら行こうか」


ジン達は井戸に入り 奥へと進んだ

そしてそこを出ると森になっていた


ジン達は奥へと進んだ


リアン「やっと来た 遅いよ~」

ジン「悪いなぐっすり寝すぎたよ」

リアン「もうー」


しばらく 小屋にくつろぐ


すると大きな爆音が鳴り響く

そしてリアンはこういった


リアン「爆音…村からだ!」

ミラー「戻りませんか!?」

ジン「そうだな 行こう!」



…………

そして村へと戻るとそこは

家が燃えていたそして

沢山の魔物が倒れていた


ジン「父さん!」

グレン「ジン友達を連れて村を出なさい」

ジン「俺も戦う!」


グレン「ジンの力では敵わない相手だ」

「ジン今正面から出ては確実に

魔物に仕留められるだから」


グレン「家の地下から村から出られる さあ行け」

ジン「……分かった」

グレン「ジン……頼んだぞ」


リアン、ミラーの母「お友だちと

一緒に村を出なさい」

リアン「分かりました…」


リアン、ミラーの父「全く久しい

相手が来たことだ」

ミラー「お父さんそれはどう言うこと」


リアン、ミラーの父

「フッ…後で聞かせてやる俺達の過去を

さあ今は村を出ろ」


ジン達は家に戻り地下へと入った

その時家は崩れようだ


戻る道を失ったジン達は

先に進むしかなかった


………


村の外へ出てそして近い城へと向かった

そこには逃げてきた村の人達がいた


それを見たジンはこう言い出す


ジン「王に頼もう 兵を借りたいと」

キリア「そんなことできるわけないだろう」

ジン「言ってみなきゃわからないだろう!」


城の中へ入ろうとすると

門番に止められる


兵士「まて! ここに何のようだ」

ジン「村に魔物の集団が来た事を王に

知らせに来た」

兵士「村…この辺にあったか?」


ジン「村は森の中にあります」

兵士「………」

「よかろう入れ!」


そして王のもとへ向かった


王「客か用はなんだ」

ジン「いま村に魔物の集団が来たんです

お願いします兵を出してくれませんか!?」

王「魔物が…フン…かえ…ッ!」


「グオオオオー!!!」


帰れと言おうとしたのか

その途端大きな声が聞こえてくる


その声…まるでドラゴンの声のような……


王「よ、よかろう兵を動かそう

皆すぐ兵を集めよ」


そして兵士が集まる


王「この少年の村が魔物の集団に

襲われているのこと」

「即少年の村に行ってもらいたい」


兵士達「ハッ!」


兵を連れて村へ戻ると

さっきの状態より悪化していた


鉄の匂い…血の匂いが漂っていた


リアン、ミラー「父さん!」


二人の父は巨大な魔物に喰われたのか

体と頭が半分に喰われていた


ミラー「お父さん……」

リアン「………」


二人はその姿に言葉を無くした


ジン「母さん!」


爪で引っ掛かれたのだろうか

胸から腹まで斬られ内臓が出ていた


ジン「母さん…!」


すると咳が聞こえてくる

そこにジンはその声の元へ向かうと

ジンの父が血を流して 座っていた


ジン「父さん!」

グレン「ジン…なぜ戻って来たッ!」

ジン「父さん達が心配だから戻って来たんだ」


グレン「そうか…ジン聞け」

「今から何十年前に俺と妻とそして

リアンの両親と一緒に竜王を倒した」


グレン「…だがその竜王が復活した」

ジン「竜王…ッ!」

グレン「ジン俺達の仇を取りに挑もう

なんて考えるな!奴はさらに強くなっている」

「ガハッガハッ…だが……もし行くのならば

竜王に挑むのならばッ!」


グレン「て…天界へぇ…行けぇ…!」

ジン「父さん!!」

「息をしてない……竜王お前を絶対に!!」


ジン「絶対に倒してやるッ!!」


ジンは父の形見として剣を手に持った


ジン「自分を変えるもう誰も守れないまま

失いたくないからぁっ!」

リアン「ジ…ジン…」

キリア「………」


そして王の元へと戻った

兵士が王に報告されると

王はこう言い出す


王「まさか君達が世界を救った者達の

息子と娘だったとは」

ジン「王様俺達は何処へ向かえば

良いのでしょうか」


王「隣に街があるそして兵士に頼み

橋を動かしてもらいなさい」

「それでは…気を付けて旅をしなさい」


……


隣に街へ向かうと

過ぎ去り際にジンの耳元でこう言われる


???「いつしか目覚めるだろう お前の力が」

「しかし間違えれば 破壊もしてしまうだろう」


ジン「それはどういう意味だ!?」


振り向くとそこにはいなかった


リアン「ジンどうしたの」

ジン「いや…なんでもない…」


ジン達は建物へ行き兵士に話しかける


兵士「何のようで」

ジン「橋を上げてほしい」

兵士「まず名前は…」


ジン「ジンだ」

兵士「すぐに橋を上げさせてきます」


そして橋が降りる

その先はジン達にとって途の世界だった


兵士「この先は治安が悪く悪党だらけです

皆様お気をつけて」


橋を越え歩くしばらくすると

ジンは足を止めた


見る先は無人島だった


キリア「ジン? 行こうぜ」

ジン「あぁ…」


再び歩く やがて村を見つけた

村は荒れていたその人々は

みな痩せていた


リアン、ミラーを見てくる

男、女がほとんどいた


キリア「みんな気を付けて行こう」


すると突然


男「隙あり!」

ミラー「ッ!」

男「この娘は貰ったじゃあな!ヘヘヘッ!」


ジン「待て!!」


すると男は何かを叩き付けると

光が現れ視界を奪われた


ジン「クッ…!」


次に見えるときには

もうそこにはいなかった


ジン「ちぃ!!」


するとまた別の男が話しかけてきた


男「君達の手伝いをしてやろうか?」

ジン「お前はさっきの奴と仲間か!?」

男「仲間ではないな とりあえず

一緒にさせてもらう 奴の場所は」

「使われていない城にいる そこへ向かおう」


キリア「同行は構わないが仲間だった場合

容赦なく斬るからな」

男「分かったそれでいい」


ジン達は男の言った場所に従い

城へと向かった


ジン「誰もいないぞ」

キリア「おいやっぱり ー」

男「待て 地下に行こう」


地下へと行く そこにはミラーがいて

今にもミラーが男に襲われかねない

状態となっていた


ジン「待て なにする気だ!?」

悪党「売るに決まってんだろ

だがその前にぃ…へへへ」

ジン「そんなことはさせない!」


男「何処までも腐った野郎だな」

悪党「お前は何処かで…まあいい

かかってこいよ」


…………


悪党「思い出したぞお前ぇ…

あの時死んだはずじゃあなかったか!」

男「そんなことより 妹を返してもらおうか」

悪党「ぁぁああ…あの娘かぁ…ヘヘヘ

お前の妹はもう俺の物となったんだ」


男「…ッ! 何をした!?」

悪党「今やお前の妹はどんな事でも

言うことを聞いてくれるぜぇ…ヘヘヘッ!」

男「殺してやる…ッ!」


男は悪党をボコボコに殴り出す


悪党「待ってくれ許してくれこの通り!」

男「剣を貸してくれ」

ジン「…わかった」


悪党「許してくれ妹も返すだから!」


男は剣を構える


悪党「待ってくれ!」

「どうか殺さないでくれ!」


男「ほざけぇ!」

悪党「うああああああ!!!」



………

キリア「派手に斬ったな」


体全体に切り刻まれ

内臓や脳が出ている


キリア「妹は大丈夫か?」

男「あぁ無事だ…だが…あんな奴に!」

「殺しても殺しても物足りない!」


男「……お前達にお礼として受け取ってくれ」


男から様々な物を受け取った


キリア「こんなにいいのか?」

男「もう俺達に必要はないからな……」


男「ここまで俺一人では

来れなかった ありがとう」

キリア「……城から出ないのか」


男「あとから出る…今は新しい道へ行くといい」

キリア「…みんな行こう」


城を出て新たな道を進む

長橋を越えると砂漠地方へとついた


…………

そして村へと入った

その途端こう問われる


村人「旅人さんですか!?」

ジン「あ、あぁ」

村人「お願いがあります夜になると悪魔が

夜にここに現れ何人か殺してしまうんです」

「このままでは村は無くなってしまいます

お願いします!助けてください」


ジン「悪い話ではないと思う やらないか」

キリア「危険すぎる」

ジン「俺達がやらなきゃ 誰がやる?」


キリア「ジン…」

リアン「ちょっと何を言っているの 危険よ!」

ジン「俺は助けたいこの村の人達を

だから頼む…やらしてくれ」


キリア「……わかった…」

リアン「え、ちょっとキリア!」

ジン「ドラゴンソードだってある 殺れる!」


……


そしてその悪魔の住みかを教えてもらい

そこへ向かった 中は生臭く鼻をつんとされる

臭いに紛れ鉄の臭いも感じる


階段を上がる そこには いた

その姿は喰らっていた姿だった


???「あらあら…自分から

死にに来たのか 少年少女達」


キリア「村を襲ってるらしいな

今すぐやめろ」


???「どうして止めなければならない

こんなこと…私らの世界では当たり前さ」

キリア「それはアンタの世界ではだろ

ここでは違う」


???「よく口が動くな そういえば

そのぐらいの歳の血肉を」

「すすった事はなかったな…お前達は

どんな味がするのか 楽しみだなぁ!」


キリア「ダメか!  来るぞ!!」


………


女悪魔「グッ!」

「あんたら何者だ ただの人にしては強すぎる

特にジンって奴は……あの…奴と同じ戦い方だ!」


ジン「ヤツ?」

女悪魔「そのアミュレット…その剣!

見たことがッ!そうか奴の息子か!!」

「だったら本気でいかせてもらう!」


悪魔は魔法を攻撃を放ち

一瞬にしてジン達は倒れる


ジン「ガハッ!」

キリア「グァッ!」

リアン「キャァ!」

ミラー「グッ…ァァ…」


ジン「み、皆 大丈夫か!」

キリア「ジ…ジン!ここは俺が

魔法で時間を稼ぐだから逃げてくれ」

ジン「何を言って…!!」


キリア「それに…俺はもう」

ジン「キリアの右腕が…脚がぁ!」

キリア「そうだ どうやらさっきので

斬れたんだと思うもし俺を連れて」

「逃げれても俺は助からない 止血が酷いからな」


キリア「ジンこれを」


キリアはジンに指輪を渡した


キリア「ジンその指輪は俺が大事にしてた物だ

大事に持っとけ……みんなありがとうな」


女悪魔「逃げる気か!?」


キリア「行けぇええ!!!」

ジン「ぁあ…ああ……」

リアン「ジン行くよ!」


ジンはリアンに引っ張られて

その場を離れた


ジン「キリアアアアァァァァ!!!」


「うあああああああああ!!!!」



キリア「リアンありがとな」



物語は始まった


彼の悪夢の物語が全ての始まりが


………


目覚めるとそこは知らない建物だった

ジンは階段を下りた


ミラー「ジンさん…」

???「起きたか けっこう眠っていたな」

ジン「………」


???「3週間と行ったところか…」


ジンはミラーの腕を見る


???「ああ…この子は右腕がなかった…

お前達を見つけたとき」


???「ミラーは大量に血を流していた

今は血は止まってはいる…だからいま」

「この子の義手を作っている所だ」


???「レーザーでもくらって切れたと聞いた

もしかしてあの悪魔の所に?」

ジン「………」


???「そうか…話したくないのならいい」

「まだもうひとりの傷は治っていない

もうしばらくは泊まってけ」


ジンは二階へと戻った


???「聞け…アイツはもう喋れない」

ミラー「え…」

???「ショックなどが原因だろうな」


ミラー「そんな…じゃあもう治らないですか?」

???「それは本人次第だ」


……


ジンはベットに座り後悔していた

あの時腕を振りほどき


自分が戦っていればとそしてこの先どう進めばいいのかも失っていた


ジン「(俺に守れる力がないから

キリアは死んだ…そしてミラーの腕も)」


キリア俺は何をしたらいい

キリアが教えてくれないと…俺はダメなんだ


…………

2日後


リアンは目覚めた


リアン「いってて」

ミラー「姉さん!」

リアン「ミラー…」


???「起きたか」

リアン「あなたは」


恩人はジンと同じように説明をした


リアン「ずっと眠っていたのね… 信じられない」

???「魔を挑んだと聞いた…どうして挑んだ」

リアン「…私は危険だと 止めたのですが…」


ジン「………」

???「慢心…か…」

ジン「………」


???「いいか 魔の奴らは 人とは上を行く

力も上 刺されたぐらいでは死なない……」

「それで竜王を挑むだってな?

この話も聞いてる」


???「もし竜王に行けても…

討てず死ぬだけだ」

ジン「…ッ!」


???「…教えてやろうか 魔の殺しかたを」


ジンは恩人の顔を見る


???

「もう数日掛けて訓練していけ

旅の手助けにはなる 損はさせない」

ジン「………」


………

数日後



ジン、リアン、ミラーの傷は治ったが

傷跡は残った


恩人と共にミラーは外へと出ることがあった


???「ここでいいか… よし 撃ってみろ」

ミラー「はい!」


ミラーは義手を構える

岩に狙いをつけて 撃つ


義手は岩を砕いた


???「狙いも慣れてきたな」

ミラー「はい コツがようやくわかりました」

???「そうか 予備をやろう」


ミラー「ありがとうございます」

???「撃ったとき ここを引くのを忘れるなよ」

ミラー「わかりました」


???「それじゃあ…戻るか」

ミラー「はい」


…………

1日後


???「腕はもう動かせるか?」

ミラー「はいもう自分の腕の様に

自由に動きます」

リアン「すごいかっこいい」


???「さて皆とは別れだな じゃあな」

ミラー「本当にありがとうございました」


ジンは先に外へと出る

リアンもお礼をいい


二人はジンを追いかけた


???「行ったか…何でかな

前は一人になるのが好きだったのに今は寂しい」

「ジンあの子達はお前に掛かってるんだ

だから道を間違えるなよ」


……


再び歩き出したジン達は

右左も分からぬまま進んでいく


森の中に村を見つけ入った途端

話しかけられる


???「おいそこの人…」

ジン「…?」

???「早くこっちに…!」


そして物陰へと向かった


???「旅人よ手伝ってはくれないか」


ジンはうなずく


???「ありがとうございます

では今起きた村の状況を説明します」


「今から一週間前 竜王の手下が攻めてきて

対抗はしたんですが奪われてしまって…」

「囚われた者達は地下にいます

そこには子供や女のみ戦える者は皆」

「殺され自分合わせ5人しかいません

…とりあえずここでの長話は無用

隠れ家に行きましょう」


そして隠れ家へと向かった


???「みんな協力してくれる人を見付けた」

???「チ、人間か…どぉせ裏切る」

???「アルビンまだこの人間が裏切るか

わからないじゃない」


アスラ「さて自己紹介をしよう

私の名はアスラだ」

イリア「イリアですよろしく」

アルビン「俺はアルビンだ」

ギリス「私はギリスお申します」


リアン「名前はリアンよろしく」

ミラー「ミラーです」

ジン「……ッ」

リアン「こっちはジンって名前」


アスラ「では早速作戦をたてよう」

「私はこのギリス、アルビンと移動する

村へと入ったら見張りに見付からず」


アスラ「気を付けて移動してくれ」

「行く場は分かるはずだ

開始は夜だ夜になるまで準備を済ませてくれ」


……


???「おや仲間を連れて戻ってきたのか」

アスラ「殺されたくなれば 去れ!」

???「殺す…殺すお前が私を?

フハハハハハ」

「誰だと思っている竜王軍を動かす隊長だぞ

貴様らなどに殺されるほど鈍ってないわ!」


???「まぁいい…ちょうど試して見たかった」

「貴様ら この力の試し道具にさせてもらう」

アルビン「やれやれ…面倒な」

ギリス「アルビンの早い弓射ちには誰も

勝てやしないよ」


アルビン「じいちゃんが言うのならしゃあない」


???「フン…貴様らは考えが甘い…」

(ツクールにないセリフ)

???「貴様らはこの力に耐えられるか?」


アスラ「う、動かないだと!?」

アルビン「どうなっていやがる」

???「驚くのはまだ早いぞ… フン!」


屋根から雷が落ち

三人もろともそれを受けてしまう


アルビン「クッソォ…」

ギリス「こんな……私は…もう…ッ!」

アスラ「うおおぉ!!」


???「その状態で魔法を解いたか」


アスラは竜王軍隊長に斬りかかるが

避けられる


そして指ひとつでアスラは

壁に叩きつけられた


アスラ「グァッ!」

「まだ…まだだ!まだ終わってない!!」

???「無駄だと…分からないのかね?」


アスラの剣の先を指で押すと

勢いよくアスラはガラスを突き破り

落ちていった


???「そのまま海に沈むがいい」


リアン「遅すぎた!」

ロレン「次は…人間か

私の名はロレン竜王軍の隊長だ」


ロレン「もしまた会えたら

そう呼んでくれたまえよ」


「さあ来い人間!」

………


ロレン「負けただとぉ!?なぜだ何故なんだ」

「なぁっ…! そのアミュレットは!

奴の息子とでも言うのか!?」


ロレン「させんあの時の様には!」

ミラー「か…体が動かない」


するとそこにあの恩人が現れた


???「ハァッ!」

ロレン「なんだ今のは!」

「腕の感覚が…ッ! う、腕があああ!!」


???「心配して来てみればこの状態か」

ロレン「貴様何者だ」

エレン「エレンだ覚えておけ」


ロレン「こんな人間に!」


すると辺りが薄暗くなる


響く声「失望したぞ…ロレン」

ロレン「竜王様!」

竜王「貴様は人間に負けた竜王軍では

あってはならぬことだ 恥をかかせたのだ」

「ロレンよ…貴様はもういい」


ロレン「ま、待ってください 次こそ勝てます!

ですから待ってください」

竜王「何度謝罪しようが無駄よ!」


ロレン「体が燃えるように熱い!」

「竜王様やめてください絶対に勝ちますから!」


ロレン「やだ!やだぁ!死にたくないィイ!!

助けてえぇ!誰かアァ助けてぇ!!!」

エレン「…ッ!みな下がれ!!」


ロレン「あ…あああ!!!

うああああああ!!!!」


ロレンの体は膨らみ爆発した

そして血と肉が飛び散った


ジン「…ッ!」


転がってきたロレンの頭は血の涙を流していた


竜王「人間よ我が城で待っているぞ」


そして辺りは元に戻った


エレン「なんて奴だ仲間を…!」

ジン「………」


その後地下に囚われていた

エルフ達を救い出したジン達は


そのままエルフの村に休んだ


そして朝ジンのみが起こされた


執事「ジン様 ルリア様がお呼びです」

ジン「………」


ジンは再びあの館へ戻った


ルリア「ジンさんこの村を救った事感謝します」

「実は過去にあなた方の両親達もこの村を

救ってくれた事がありました」


ジン「…ッ!」

ルリア「ジンさんがあの方の息子だと

すぐ分かりますよその姿を見れば」

「ジンさんその首に付けている物

アミュレットにはドラゴンの力が宿っている」


ルリア「悪を討つ力が…過去に竜王と戦い

その後ジンさんの父に」

「悪を討つ力をアミュレットに入れてほしいと

頼まれて力を入れた…」


ルリア「再び竜王が蘇った…さあ!

解放をするときですね」


するとアミュレットは光出す

背中にせよっていた父の形見ドラゴンソードは


それに応答するかの様に中に浮かぶ

そして光が強まるやがて弱まると

ドラゴンソードはジンの前に


浮かんでいた


ルリア「今再びドラゴンソードに聖なる力が

入りましたですが しかしこれだけでは」

「竜王を討ち倒せません 次に天界に行くのです」


ジン「…!」


ジンは思い出す父の最後の言葉を

「天界へ…行けぇ…!」


ルリア「そしてついでに天界への道は

開いています さあ行くのです!」


ドラゴンソードを完全な剣にされるため

天界へと向かったジン達


葉っぱの階段がありそれは天を目指していた

ジン達は階段を上がる そこには

ついでに天使らがジンを待っていた


リュカ「待っていたぞジン

兵長をしているリュカだ」

リルル「私はリルルですよ ジン様」


すると辺りの兵士達はざわつき始める


リュカ「竜王の魔物達か!

どうやら向かってきているようだな」

「早く儀式を終わらそう さあ剣を」


リュカは神官らしきな者に剣を渡すと

唱え始める そして剣は中に浮かび

光を出した


剣は電をまといジンの前に浮かんでいる


リルル「取っても大丈夫 ビリビリしないから」

兵士「リュカ様竜王の魔物が来ました

ついでに戦闘状態です!」


リュカ「分かった すぐに行くぞ!」

兵士達「ハッ!」

リュカ「ジンここは気にするな

天界を降りそして竜王と決着をつけるんだ!」


リュカ「リルルやってくれ」

リルル「はい 少し浮かぶ感覚がしますが

怖くないですからね」


リルルは呪文を唱えた


ジン「…ッ!」


歪む視界に感じた感覚

一瞬…一瞬だけジンは感じ取れた

喉を触れられる感覚をしたのは


………


気付くと辺りは天界でもない

普通の道だった


ジンは剣を見ると夢でもないと分かる

リアン達を見てジンはうなずく


そして最後の橋へと向かった

やがて禍々しい城へたどり着き

中へと入る そして上へと目指すための


鍵を手に入れるため地下へと入る

そこにはドラゴンがいた


そうそのドラゴンは白いドラゴンだった


白いドラゴン「ほうその目付き奴の息子か」

奴の子ならば容赦はせん」


……


白いドラゴン「さすが奴の息子とでも言おう

少年よこの鍵を探しているのだろう」

「持っていけ」


ジンはさっと鍵をとり

去っていった


白いドラゴン「何処までも似た者達よ」

「そして奴は 目覚めるか己の力を」


一階に戻りようやく

奥へと進めるようになり


二階へと上がり三階へと進もうとしたとき


音が聞こえてくる


まるで呼び止めるかのような音が


ジン「(あそこから音がなったな行ってみるか)」


音のなった場へ行くと墓を見付けた


そしてその墓はこう書かれていた


「竜王の愛した人間の妻 サラはここに眠る」


ジン「(竜王が人を…どういう事だ)」

???「そこの人 声が聞こえますか」

ジン「誰だ…」


サラ「私は竜王の妻サラです」

「信じられないと思いますが竜王は

悪い者ではありません」


サラ「竜王と持つ前に私は魔物から…アスランに

助けられたことから全ては始まりました」

「私はアスランに恋をし

アスランも私に恋をしてしまいました」


サラ「私は恋人となり…そして結婚もしました

ですが私は盗賊に襲われてしまい」

「そこにアスランが助けに来ました…けど

私はアスランを庇い死にました……」


サラ「そこから人に恨みを持って竜王と

なってしまったのです」

「どうかお願いします

アスランを止めてください」


ジン「(竜王…)」


そして声は聞こえなくなる


三階へと行くとそこに

竜王がいたその後ろには

リアン、ミラーの母親もいた


竜王「来たか」

「その剣を持っているとなれば…

天界へ行ったか」


竜王「見たか今まで雑魚だった魔物に

天が押されている事を何故強いか教えてやる」

「あの女の力を使い強化したのだ」


ミラー「お母さん!」

竜王「……無駄話は終わりだ 倒すのだろう私を

ならば倒してみせろ この私を竜王を!」


………


竜王「やるな…だがまだ終わらんよ」

「見よ我が真の姿! 竜の姿をぉおお!!」


竜王「これで終わりだ」


……


竜王「ハアッ!」


竜王のたったひとつの攻撃に

三人は倒れていた


竜王「この手で息絶えることを

感謝しながら散れ人間!」

ジン「リアン…ミラー…終わりなのか

俺達はここで死ぬのか…ッ!」


「待って」


竜王「サラ…ッ!」

サラ「もうこんなことやめてアスラン!」

竜王「………」


サラ「あなたは悪い魔物じゃないのよ!」

竜王「サラ…人間達が憎くないのか?

私は人間達が憎い」

「欲望に溺れ全てを奪っていく人間達が!」


サラ「私は…憎いとは思ったことないよ」

竜王「何故…?」

サラ「なんで…かな…」

「ねえアスラン…アスランがやっている事は

その欲望に溺れて全てを奪っていく」


サラ「さっき言ったこと

まるで今のアスランのようだよ」

「何も正しくなんかない今のままじゃあ

あなたがあの時感じた怒りを」


サラ「また別の人に与えてるようなものよ」

竜王「君がそう言うんだ…復讐もやめよう

私は君がいう正しい方へ行こう」


ジン「(竜王を殺るならいま! だがどうする)」


竜王「君達の母に付けた拘束の魔法を解いた」

リアン、ミラーの母親「うう…」

リアン「お母さん!」

ミラー「母さん!!」


リアン、ミラー母親「ミラー…リアン…」

竜王「サラ…私は行く」


サラ「待って! アスラン!」


竜王は飛び去った


……その後


城へ戻ると

人々がジンの戻るのを待っていた


ざわつく城の中

ジンは討伐できなかったと言えず


討伐したと嘘をついてしまう

その夜宴が行われた


ジンはひとり 座って窓を見ていた

その見る先にはリアン、ミラーが

人々に囲まれて話していた


「くっ…!」


朝を迎える頃にはジンの姿はなかった

最後に目撃したのは討伐したと報告した

その時のみでジンの行方は誰も分からなかった


……

あれから何ヵ月後が経った


どこかの場にジンは

海辺に立っていた


ジン「俺は見捨てられた…ひとりだ…」


そこにあるひとりの者が現れた


???「こんな…ところに人が…」


第1話  END

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る