親が自分を分かってくれない

親が自分を分かってくれないのは、

自分で自分をプレゼンテーションしていない

からかもしれません。


日本のことわざにも、

「親は他人の始まり」

というものがあります。

小さい頃から身近に居て、

いろいろ世話をしてくれる人かも知れないけど

エスパーじゃないんだから

あなたの内心まで

わかるわけがない。


自分の思うことを主張して、

自分を分かって貰うのは

この先の社会では、大切なことです。


西洋社会では、「黙っていれば分かる」

なんてことはありません。

つねに自己主張をしなければ

自分の居場所がなくなることもある。


この先日本は、どんどん少子高齢化社会になります。

異文化が入りこんでくる。

そんな将来が見えているのに、

親ひとり説得できなくてどうしますか。


わたしは、親に結婚を反対されました。

親は言いました。

「広島人とは親戚になりたくない

宗教も違うじゃないか」


母は、義母が被爆者の祖母を持っていることを

懸念していました。

義母は被爆者ではないのですが

苦労すると言ったのです。

被爆者になったのは、

彼女の責任じゃないので

これは差別だと思いました。

クリスチャンには

あるまじき言行ですね。


宗教の違いについては、

夫が父を説得しました。

父と二人になった恋人の彼は、

父に自分の信条を説明しました。


「宗教は、個人のものだから

押しつけることはしない」


その言葉に、父は打たれたようでした。

同じ宗教でなければ

わかりあえないと思っていたからです。


先日、価値観の共有について話しましたが、

自分を分かって貰うには、

自分の価値観を話す必要があります。

それを分かって貰うために

どうしたらいいのか、

友だちと練習したりして

説得の方法を考えてみる。


分かってくれないと嘆くだけなら

だれだって出来るんです。

頼れるのは、自分だけなのです。

まずはプレゼン、やってみてください。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る