テレビや動画などを見ないので、友だちと話が合わず、孤立します。
わたしも子どもの頃、アニメを見せてもらえなかったこともあり
友だちと話が合いませんでした。
いじめられていたのはそれが原因の一つかもしれません。
親を恨んでも仕方ないんですが、
こればっかりは、家の方針です。
なので今でも、「懐かしのアニメ」なんてのが
テレビで放送されると、胸が痛みます。
そして思うのです。
あの時、どうして両親は、アニメを禁じたんだろう。
キリスト教において禁じることは、
偶像崇拝でしょうか。
人が作った偶像に神がやどると考えて、
神さまそのものではなく、偶像を拝むことを
キリスト教は嫌います。
たぶん、両親は、アニメを通して
それに熱中し、現実を忘れてしまうことを
懸念したのかも知れません。
キリスト教で偶像がただの作り物であるように、
ただの動く絵でしかないアニメに
生きがいまで感じたら、たいへんですからね。
しかし思うのです。
両親の言うのももっともだけど
学校でハブられるのなら
自分にとって、アニメがどんなに大切か、
両親を説得すれば良かったと。
これはおとなになってからも通じる
プレゼンの練習です。
アニメの絵の魅力、声優の熱演、ストーリーの面白さ。
具体的に説明して、
両親に納得してもらったら、
ハブられることもなかったかも。
キリスト教がどうして偶像崇拝を禁じているかというと、
そこに神さまがいるわけではないからです。
そんな人工物におさまるほど
神さまは小さくない。
しかし日本のことわざは言います。
「仏作って魂入れず」。
魂の入った仏も、実際にあるという考え方です。
この場合の仏は、製作者の念が
こもっているかどうか、が問題なのではと
思うのですが、どうなんでしょう。
万物は、神によって作られました。
製作者が念を込めたところで、
命を吹き込むことは出来ない、というのが
キリスト教的立場です。
命を吹き込むことは出来なくとも
魅力的なものはあります。
価値観が違っていても
両親にそれをわかってもらうためには、
プレゼンはだいじです。
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