悩みごと:一生懸命にやっていることを、笑われました

一生懸命にやっていることを笑う人は、

子どもの世界だけでなく、大人の世界にも存在します。

わたしも、自分のやっていることを

「たいしたことないね」

って言われたり、

「小学生じゃあるまいし」

と笑われたことがあります。


イエス・キリストをあざける人もいました。

なにしろ着のみ着のままで布教活動はするし、

当時の有力者と対立したり、

(そのせいで結局十字架にかかるんですが)

常識からほど遠いことをやっていたからです。


その中のひとりに、イエスの母マリアがいました。

あまりにも自分の息子が常識外れなことをやっているので

あざけるより、むしろ、心配になって、

地元ナザレから、布教をしているイエスの所へやってきます。


「ほら、あなたのお母さんと兄弟がやってきましたよ」

教えてくれる人がいました。

イエスはそれを見て言いました。

「わたしの教えを守る人が、自分の母であり、兄弟です」


イエスは自分があざけられても、うとんじられても

布教活動をやめませんでした。

だからこそ、歴史に名を残す人になったのです。


一生懸命が笑われたからって、気にすることはありません。

笑っている人間のほうが、気の毒なのです。

自分の生きる意味や、生きていることの価値もわからず、

ただ、食って寝てネット生活。

そんなの人間の生活と言えるでしょうか?


考えるに、あなたを笑っている人は、かつて自分も笑われて、

傷ついたあまり、勇気を持てなくなったのかも知れません。

自分自身を信じられなくなったため、

他人を攻撃するようになったのでしょうか。


自分が観客になれば、主役を笑うのは簡単です。

自分の人生を真剣に生きたことがない人間が

なにを言おうと関係ありません。


イエスがついています。

一生懸命にやっていることを、彼はどこかで見ていて、

自分の母、兄弟だと認めてくれる。

神の子に認めてもらえるのです。

ザコなど放っておきなさい。



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