しゃべるのが苦痛:ことばに関するエトセトラ(後編)
友だちをつくるのも面倒だとか思う人もいるでしょう。
どうやって場を持たせていいのか、判らない人もいるでしょう。
友だちや親友、というのは、
お互いを深く知ることから始まると言いますが、
そのキッカケを掴めない人もいる。
自分の中にあるのは、
形にならないモヤモヤしたなにかで、
それをいちいち言語化するのが
苦痛なのかもしれません。
苦痛だからって、いつまでも沈黙しているわけにもいかない。
黙っていたら、自分の意志が伝わらず、
形勢が不利になったりします。
学校の授業とか友だちとの会話には、
しゃべることが必須だったりしますしね。
人の話を聞いても、興味が湧かないことだってあるでしょう。
質問が出てこない会話も、あり得ます。
どうしてもしゃべらないと困る場合もあるでしょうから、
普段から、四行日記をつけてみるのも
アリかもしれないと思っています。
一行目に事実を書き
二行目にそれに関する発見を書き
三行目にそこから導き出される教訓を書き
四行目に自分はこうなるぞ、と、実現済みを想定した宣言を書いてみる。
別に毎日書く必要はありません。
しゃべるネタのために書くんですから、
事実だけ書くのもアリ。
しゃべることで人から面白がられたいなら、
そこからの発見を記憶して付け加えるのもいいでしょう。
ネット動画を見た感想とか
マンガを見て刺さったこととか
当たり前だと言われることを、ふだんから備蓄すると
話のネタには困りません。
書くのが苦手でも、メモ用紙や小さな手帳に
思いついたときにメモや四行日記を書いてみる。
そうしてみると、言語化に対するハードルが
多少は、低くなるかも知れません。
どうせ言語は記号にすぎないんですから、
あまり深刻にならず、
今日の天気とか、自分の趣味とか
話題をふだんから集めておいて
友だちと盛り上がってみるのも
テだと思います。
え、友だちがいない?!
まあ、そういう場合は、
TwitterでもSNSでも
適当な場所を見つけて、
ふだんから考えていることを
つぶやいてみると
意外とフォロワーがついたりしますから
世の中はわかりません。
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