悩みごと:人付き合いが苦手です。

人付き合いが苦手です。しゃべるのが疲れます。

という方、おられるかもしれません。

しゃべるということ自体に、ハードルを感じる人もいるでしょう。

言葉がもどかしくて、上手く言えない、伝わらない。

そういう経験は、だれしもある。


聖書には、世界中にいろんな言葉がある理由が語られています。

遠い昔、世界はたった一つの言葉しかなかったんですが、

ある日、人々が集まって、高い塔を建てて有名になろうとしたため

神が怒って言語をみだしてしまい、

コミュニケーションが出来なくなって

塔を建てることが出来なくなりました。


言葉は気持ちを伝える道具です。

自分の考えていることや、思いを伝えるためにあります。

それが通じなかったら、たしかに塔を建てることは出来なくなるでしょう。

英語や方言などで苦労したことのある人には、身につまされる話ですね。


対処法;

しゃべるのが苦痛なら、まずは相手の話に耳を傾けてみましょう。

相手に興味を持つと、自然と質問が出て来ます。

ここぞ、というところでその質問をして見る。

すると、相手が答えてくれる。

自然にコミュニケーションが出来てくる。


聖書の話の人々は、塔を建てるという

自分たちの偉業の話しかしていなかったので

そのほかの会話が成立しなくなり、やがてバラバラになったのでしょうね。

つまり、ささいな内部分裂が

決定的なコミュニケーション阻害を引き起こしたのかもしれない。

要は、寄り道も大切って事かしらね。


そんな雑談をしているうちに

自然と話が盛り上がってきますが、だいたい、5分もすれば

雑談のネタもなくなります(相手のことを根掘り葉掘り聞くなら別ですが)。


相手の話が途切れて間が持たないな、と思ったら

ピザといっしょに食したコーラの泡が垂直だったとか

冬木立がイルミネーションにさざめいていたとか

ちょっとしたことでいいんです。

気がついた事実などを雑談でしゃべってみる。


最初は慣れないし、みんなびっくりして笑うかもですが

習うより慣れろですね。


諦めてください。人間はしゃべる動物なのです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る