Ⅻ.Log

 この”Log"という題名は、"log"(記録する)なのか、"logarithm"(対数)なのか予想してみてください。僕が前書いていたのには『無題』という随筆があるのだが、この題名の付け方はなかなか単純なものであった。今回は、なかなか凝った題名の付け方をしたいというものだ。1〜9話までは熟語にしようと思った。そして、次の十桁はローマ数字にしようというものだ。時計とかにも使われているし、どこかおしゃれでしょ笑。どちらにしても、僕の各話の題名の付け方はなかなか適当なものだということには変わりはない。僕には少しの目標みたいなのがあって、それは僕の文章が小中高大のどれでもいいから、現代文の問題に使われるということだ。「著者:二条奏」なんて書かれた日には、嬉しくて叫んでしまうね。そして筆者である僕が設問を解いてみて、答えが合わないというのがオチなのだろうけれど。筆者なのにね。現代文は感覚なんかじゃ解けなくて、非常に論理的でどちらかというと数学に近いというようなことを僕の現代文の先生が言っていた気がする。僕はそういう、論理的な国語の解き方はよくわかんないんだよね。ちゃんと、自分の中で解き方の定跡とか、語学的根拠の見つけ方とかを確立しなきゃいけないと思うんだけど、なかなか難しい。共通テストくらいまではなんとなくで解けるからね。僕は感覚で現代文は解いているし、これは本当に良くないと思うけれどね、書いている文章も論理的かと言われると怪しいところもある。自分が思っていることをただただ連ねているだけじゃ問題にはできないかな。僕のラブコメ(?)『ズボ恋』を入試で使ってくれるかというとそんな気はしないから随筆を採用してもらうしかないね。少し話を戻して、僕が題名を適当につけているという話だ。今回”Log”と名付けたのは前述したどちらの意味も含んでいる。ひとつは、今日の数学の宿題が指数と対数の範囲で難しかったからなんとなく意味付けしたというもの。そしてもうひとつは、ミセスの楽曲「Log」から引っ張ってきたというものだ。後者だって、別に「対数」って意味があってもおかしくないけれど流石にそれはないと思うので、「記録する」ということなんだろう。それにあの歌詞で、対数とか丸太っていう意味の題名はつけないと思うし。ミセスの「Log」はなかなかというか、相当に僕が好きな曲だ。中高生の内面について描いている、というのが単純な説明だろう。僕の解釈に過ぎないけれど。ゲストボーカルの女声もなかなか美しい。大森さんがデュエットする女性はみな聞き惚れる声をしている。最近でいうと、「ブルーアンビエンス」とかね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る