主要登場人物一覧
カミタフィーラ領関係者
エレウノーラ・ディ・カミタフィーラ
主人公、前世に日本人男性の記憶を持つ。
カミタフィーラ騎士爵の代理当主として就任し弟が成人を迎えたら交代して自身は市井に入る予定だったのだが、乙女ゲーム【閃嵐の君達へ】の世界を模した現実へと転生したことを知らずにいるため今後の苦労も未だ知らない。
ユーザーでは無いため、誰が重要キャラかとか全く気にもとめずに自分の人生を歩んでいるが、それが原因で原作には存在しない展開へと突き進み最終的に本来なら分裂したままのナーロッパ大陸のほぼ全てを統一する原作では影も形もない神聖マーロ帝国初代女帝へと就任し、なんでこんなことになるのかと頭を悩ませる日々を送る。
アメリーゴ・ディ・カミタフィーラ
エレウノーラの今生の弟、次期カミタフィーラ騎士爵正統後継者。
姉に肩車をしてもらうのが大好きで、最近苦手な野菜を食べれるようになった。
ランベルト・ディ・カミタフィーラ
故人、前カミタフィーラ騎士爵当主。
二十年程前、戦乱の中にあったアシリチ王国にて傭兵として頭角を現し爵位と領地を賜る。率いていた傭兵団をそのまま帰農させ、繋がりのあった酒保商人ともやり取りしなんとか経営を軌道に乗せた辺りでスーノ人が襲来、頭目である【赤シャツ】ダンルーハヴと相討ちになり戦死した。
カルメン
エレウノーラとアメリーゴの母、ランベルトの妻。
本編では【カッチャマ】としか呼ばれていない、最近の心配事は娘がちゃんと嫁に行けるかと毎晩悩んでいる。
アダルベルト
エレウノーラの祖父。
ランベルトが領地を賜った後、娘と結婚させ豪農としての地位を固めたが娘婿が戦死し、近隣領主が攻め込んできた時には屋敷に火を放とうとしたがエレウノーラが革鎧と剣を持って突撃する所を見て、後を追って戦った。
現在はカミタフィーラ軍に郎党衆として参陣。
ベニート
エレウノーラの叔父。
子供の頃に勉学に励まされた為に、領では珍しく読み書き計算が出来る。
その為、家政を任されており日々の細々とした決済は彼の仕事。
アントーニオ
エレウノーラの従兄。
体が大きく、運動好きで畑仕事にも精をだす好青年。
年頃からか、戦争に幻想と憧れを抱いておりエレウノーラに従軍を志願するも断られた。
ブリジッタ
エレウノーラの従姉。
家事が得意で男ばかりの一家で家を守っている、最近結婚話が決まり隣の領地にある農家に嫁ぐ予定。
ロベルタ
カミタフィーラ家領民。
エレウノーラの学園生活の補助をする侍女として同行するが、グッチーニ商会の跡取りであるヨアシュと恋仲になる。
昇爵されるグッチーニ家との格差解消のためにヴィディルヴァ男爵家に養子に入った後、正式に婚約を結んだ。
エイリーク・ダンルーハヴソン
エレウノーラの領地を襲ったスーノ人族長。
故地で敵対する部族との闘争に敗れ、北の海を渡りナーロッパへと到着し因縁のあるアシリチ半島へと船の帆先を向けたがエレウノーラとの決闘に敗れ家臣となる。
ダンルーハヴソンとは名字ではなく、スーノ人の本人の名前+父の名前という命名方法、彼の息子ならばエイリークソンとなる。
アシリチ王国関係者
ヴィットーリア・ディ・カスーナト
カスーナト大公家令嬢、ゲーム本編ではメイン悪役令嬢。
前世に日本人女性としての記憶を持つ、正規の手続きで天照大神よりこちらの世界に転生させられた為にこれから起こる事件等は覚えていたが記憶を忘れないためにノートに日本語で記録しておりそれを読み返してエレウノーラの存在を探るが記録がないため自分の死後に追加されたDLCキャラと認識した。
クラリッサ・ディ・アヴェネツィ
ゲームの悪役令嬢の一人。
小動物じみた可愛らしい少女、ヒーローの一人であるグスターヴォとは婚約者。
ゲーム本編では嫉妬心の強さから、主人公であるシルヴィアとぶつかり癇癪を起こし怪我をさせてしまいその事でグスターヴォとも対立することになる。
エレウノーラがシルヴィア入学前にグスターヴォを徹底的に潰して婚約者を大切にするようにと言いつけた為、順調に交際中。
イターリア・ディ・ヴィディルヴァ
ゲームの悪役令嬢の一人。
凛とした麗人であり、一人娘ということで強く家を守らねばと思っている。
ゲーム本編では、その家への執着と束縛からヒーローであるテオドージオを抑えようとするがシルヴィアとの逃避を選んだテオドージオを追うも逃げられ、自責の念から自殺。
エレウノーラとヴィットーリアから勉学を学び、テオドージオをただの道具と認識すると暴力も用いた恐怖で縛り付けた。
エレウノーラへは友情と仄かな恋心を抱いている。
ファビアーノ・ディ・アシリチ
アシリチ王国王太子、メインヒーロー。
男性には心広く、公正明大に接するが過去の家族関係により女性嫌悪を患っており特に優秀な女性には当たりが強い。
結局のところ、母性に飢えた子供であり幼少期のオギャらせてくれた侍女への想いを引っ張っている。
ゲーム本編では、シルヴィアの献身から我が身を顧みヴィットーリアにも謝罪するがそれが逆に怒りに火を点け殺されかける。
こちらの世界では女性嫌悪が癒える事無く、エレウノーラに股間を蹴り上げられ再起不能となる。
グスターヴォ・ディ・レトント
ヒーローの一人。
快活で竹を割ったような性格だが、それが故に自分の価値観に凝り固まりそれが原因でエレウノーラと対立しボコボコにされまくり多少の友情が芽生えた。
ゲーム本編では、癇癪を起こしたクラリッサより怪我を負ったシルヴィアを助け、それがもとで婚約関係は破綻。
捨て鉢となった彼は戦争へと志願し……、となる。
この世界では婚約は継続し、出征するエレウノーラを見送った。
テオドージオ・ディ・カッル
ヒーローの一人。
優秀な親兄弟からの落胆で人格的にはかなり卑屈、魔法の素養が低いイターリアを見下すことで精神のバランスを保っていたがイターリアにテストで点数に負け突っかかった所をDVする快楽に目覚めたイターリアによって恐怖を植え付けられる。
ゲーム本編では優しく接してくれるシルヴィアを心から愛し、誰も自分達を知らない土地で人生をやり直そうと逃避行に走った。
この世界ではイターリアへの恐怖から従順な奴隷となっている。
ヨアシュ・グッチーニ
ヒーローの一人。
アシリチ王国でもきっての大商人であるグッチーニ商会の跡取り、チャラそうな見た目に反して一途で思い込んだら一直線な暴走癖がある。
シルヴィアと出会う前にロベルタと出会い、地味めな女性がタイプの彼は求婚。
その後は知らないところで大人達が結婚の段取りを整えてくれていたが、知らなかったのでロベルタを誘拐して教皇領へと向かう途中でエレウノーラに阻止された。
ゲーム本編では、アシリチ、ロリアンギタ両軍に物資を売ることで富を得て商人による自治国家の建国などのルートがあった。
シルヴィア
ゲーム主人公でヒロイン。
ある貴族の庶子として生まれ、メイドの母と共に貧しい生活を送っていたが、ある時死者蘇生の力を持つ聖女だということが判明し貴族籍に入り学園へと入学する。
色々と攻略対象者らに粉を掛けるが、全ては彼女と精神を同一とさせている日本からの転生女性の指示通りに動いているだけで本人は静かに暮らしたがっている。
ゲーム本編では様々な攻略対象者らとのエンディングを迎えるが、途中のロリアンギタ帝国との戦争で【真実の愛】を見つけるというストーリーラインは変わらない。
ロリアンギタ帝国関係者
ルイ・ド・ロリカング
ロリアンギタ帝国第三皇子、ゲーム本編のラスボス。
マーロ教皇領へ多額の献金を行うことでアシリチ王国への請求権を入手し、戦端を開いた。
兄らは既に帝国傘下の王として執政を執り行う中、彼が就ける王位が無かった為に戦争を計画。
総軍6000を持ってアシリチ王国制圧に乗り出すが、緒戦からバグの塊のような存在とエンカウントし最大戦力かつ自身の後ろ盾であるゴドフロワが戦死し、次いで国内最大手貴族の令嬢であるペリーヌも戦死したため政治的にかなり追い込まれている。
ゴドフロワ・ド・ニュルブーゴ
ロリアンギタ帝国の騎士集団【十二宝剣】次席。
戦争や決闘において負け無しを誇り無敗の二つ名で呼ばれるも、エレウノーラとの決闘により戦死。
諸国漫遊の折に手に入れた魔剣トットノックを用いていたがそれも死後に奪われた。
ペリーヌ・ド・ジューアン
ロリアンギタ帝国の騎士集団【十二宝剣】第十一席。
火炎魔法を用いた範囲攻撃と城塞破壊能力を評価され魔法使いでありながらも騎士として認定、多くの敵軍を火の海に沈めてきた。
混戦へと入りこまれ、兵の士気も低下していた為に自爆戦法が使えず威力を落として戦わざるを得ず最終的に一直線となった脱出経路で纏めて始末を試みたが魔剣によって炎の魔力が掻き消され不発。
エレウノーラに突き飛ばされた後、アシリチ兵らによって踏みつけられて内臓破裂により死亡。
生前は美女として名を馳せていたが遺体は二目と見れぬほど損傷が激しかった。
カトリーヌ・ド・ジューアン
ペリーヌの姉、ロリアンギタ帝国の騎士集団【十二宝剣】の第八席。
剣と盾を用いたオーソドックスなスタイルの戦闘方法で手堅く戦果を上げてきたが不足する火力を妹で補い、指揮官としても無難な戦法を好んで使う為に安定した騎士として評価されている。
リーダー格であるゴドフロワの戦死後は十二宝剣を纏めようとするも其々が格下と思っているアシリチ軍に対し独断で行動した為にじわじわと兵力と妹を失った。
ロビン・ド・ルボブン
ロリアンギタ帝国の騎士集団【十二宝剣】の第十席。
弓の名手でありほぼ同時に兵二人の心臓を貫く腕前を有する、所有する弓には【常に追い風を得る】魔法が掛かっており威力と飛距離を伸ばしている。
ゴドフロワの戦死後、エレウノーラの挑発に激昂すると矢を放つが受け止められて逆に投げられ旗手を殺された事で間接的に帝国旗を汚し、手柄を挙げねば命も危うい立場となる。
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