第27話 木偶の坊

血飛沫を

洗う雨がふる

遅いわバカ

帰る道なぞ

断たれたばかり





深海の

魚に目いらぬ

光なぞ

永遠に届かぬ

潰してしまえ




その刃

胸を貫け

さすれば

我が魂は

天が迎える



霧が出て

我は変貌

したりなり

今宵の餌(え)

探したまおうぞ




くくくくく

何故に信じる

我のこと

油断されるな

喰うてしまうぞ




オニノコは

優しい笑みで

誘うが(いざなう)

お前の血の香(か)

酔いしれておる



さあお食べ

毒入り菓子を

甘いであろ

あれあれどうだ

血反吐はくのか




爪をとぐ

ああ至福なり

月無しの

闇夜は我を

自由にさせる


今日、ある利用者さんの病気の確定診断の説明がありました。

前任の医師は定期受診の度に、変化無しと言ってました。

私は検査もしていないのに、何故、そんな事が言えるのか?と疑問に感じながら、

介護保険制度が優先されている以上、

介護保険のサービス管理者のケアマネが訪問看護と確認する。

実は口出しをして、ケアマネからいっさいの

拒否発動されてまして。


この春、担当医が辞めて、新しい担当医に変わり、熱心に検査をやって下さいました。


この結果を受けて、、。

私は自分は何をしてきだろう。


私はバカで役立たずの木偶の坊だ、

こんな時に誰かに叱ってほしいと

思うのは甘えなんでしょうね。









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