第3話 転生

俺は、レクス・フロート。小鳥遊湊の転生体だ。転生が成功し、俺は赤ちゃんとして第二の人生を開始した。そして、親は男爵のようで、メイドも何人か居て、平民より少し裕福な暮らしをしているそうだ。さらに、俺には双子の兄と姉がいて、その2人は今、学園に行って勉強や鍛錬を積んでいるみたいだ。その話を聞き、学園に行きたいなと思う今日この頃であった。

「しゃえ、しゅえーたすをかういんしないとあ。(さて、ステータスの確認でもしないとな。)」

と言ってステータスを開いた。



(は?なにこれ。ステータスって数字で表されるものじゃないの?)

俺は戸惑いを隠せなかった。

なぜなら、、、



ステータス

個体名: レクス・フロート

歳:0歳

種族: 神(始祖神)

状態:健康

Lv,測定不能

力: 耐えられるものは存在しない

防御力: 神ですら傷を付けられない

俊敏力: 光すら追いつけない

魔力量: 上限?存在しないよ

運:この世を運だけで掌握する気?

アルティメットスキル

理ヲ操りし者 見稽古 永久限界突破

全てヲ極めし者 ナビゲーター

破壊者 大罪神

エクストラスキル

全属性魔法 武具召喚 創造魔法 森羅万象

加護

始祖神から達の愛情 精霊の祝福

称号

剣神 武神 始祖神 破壊神


(レベル測定不能は分かるよ?いや、分からん。俊敏力:光すら追いつけないって何?じいちゃん達にやっと勝てるようになっただけなのに。)

レクスは盛大な勘違いをしていた。そう、じいちゃん達が始祖神ということを忘れ、自分は平凡な“人間”だと思っていた。なお、ステータス表示は5歳の時に行われる鑑定の儀で表示できるようになる。しかし、レクスは魂だけは1兆年以上生きているので表示ができるのだ。それにレクスが気づくのはまだちょっと先のお話。


1年後、、、

「レクスちゃーん、ご飯でちゅよー

と声を掛けてきたのは俺の母ことアリア・フロート。金髪美人で3人の子供を産んだと思えないほどの容姿の持ち主だ。

「ただいまー。」

この声が聞こえてきた方を見ると、金髪イケメンが立っていた。この人は俺の父。2人とも美男美女でなんとも羨ましい限りである。え、俺の容姿?俺の見た目は2人の容姿を足して2を掛けた感じの容姿だ。まぁ、一言で言うと、超絶美少年である。(今は赤ちゃんだけど。)

また、親にはステータスは見せていない。5歳にならないとステータス表示が出来ないと耳にはさんだからだ。まぁ、ステータスは見せられるような数値(?)じゃないから見せないけど。

あー、なんかステータス表示隠せるやつ無いかなーと思った時だった

(了、マスターの意思を確認しました。スキル隠蔽を獲得。続いて、隠蔽を見破るためアルティメットスキル神眼を獲得しました。)

(な、なに!?)

俺はいきなり脳内に声が響いて来て凄く驚いた。

「あら、どうしたのレクスちゃん?」

「ううん、だいじょーぶ」

驚きつつ俺は言った。

(初めましてマスター。私はナビゲーターです。お好きに呼んでください。)

(じゃあナビーって呼ぶね。よろしく。)

(はい、よろしくお願いします。)

と俺はこれから先長い時を共にするナビーとの出会い(?)を果たしたのであった。

「なにボーッとしてるの?レクスちゃん」

「ううん、にゃんじぇもにゃいよ。」






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