53話 女の道は修羅の道


―― 六条安未果 ――


 お着替えよし。化粧品よし。電子製品よし。歯磨きセットよし。身だしなみセットよし。非常用のおくすりセットよし。

 万全のお泊り体制で準備して、佐藤さんを呆れさせないようにオシャレもばっちり決めて、バスと電車に乗って指定された駅までやって来た。改札口を出てすぐのところで佐藤さんが待っててくれるって話だったけど――待ってたのは佐藤さんじゃなくて。


「どったのキミー。ワザワザこんな田舎まで来て。彼氏さんにでも会いに来たのー?」

「かかかか、かれ、彼氏なんて、いません!」

「え? マジ? こんなカワイ子ちゃんなのにフリーなワケ? ラッキー、俺たちラッキー。じゃあ折角出会えたんだし、俺たちとイイトコ行かなーい?」

「てゆーか、キミどこの高校? すごくオトナな服じゃん。東京の子ってやっぱレベルたけー」


 ひいいい!? な、なんで佐藤さんと待ち合わせするとナンパされるのかな!? 呪われてるのかな!? お祓いしたほうがいいのかな!? もうひとりの時はおしゃれしないからね! あと、高校生じゃないです! 26歳です! 嬉しいけど! 嬉しいけれども!

 相手はヤンキーみたいな高校生の男の子二人だ。そういえば、佐藤さんの地元って不良が多いって言ってたけど……改札口から出て5歩くらいの場所でエンカウントするなんて思わないよ!? 周りのみんなは――見て見ぬふりだ! っていうか、この二人を怖がってるみたい。怖くて声も出ないし……た……助けて佐藤さーん! ルルちゃーん!


「俺、この辺詳しいからイイトコ案内するよー」

「ダイジョーブだいじょーぶ。すぐそこの喫茶店だかぶぅぇあっ!?」

「ひぃいっ!?」


 私へ詰め寄っていた男の子が急に横へ仰け反って吹き飛ばされた。男の子たちの背後に立っていた高校生の女の子が裏拳で吹き飛ばしたのだと知ったのは、返す拳でもう一人の男を吹き飛ばした後だった。私は腰を抜かして、その場でへたり込んでしまった。


「がっ! がっ……てめえ、黒豹クロヒョォ!?」

「おい……この前、あーし忠告したよな? あーしの前で発情期のサルみてーに、嫌がるカタギを無理矢理ナンパすんなって……次に現場見かけたら問答無用って、あーし言ったよな? てめーらの脳みそはスポンジで出来てんのか? あーしがそのツラボコして脳みそ血で浸してやろーか? あ?」


 それきっと死にますよね!?

 

「ウルセェ! 人の楽しみ勝手に邪魔しやがって! 俺らの後ろに誰がいるのか――」

「知るかボケナス! 後ろ盾チラつかせねーとケンカも吹っ掛けられねえのかチ○カスどもが! 一変死んで精○からやり直してぇか? ああ!?」

「調子コくんじゃねええ!」

「危ない!」


 私は咄嗟に叫んだ。女の子の裏拳に吹き飛ばされた金髪の男の子が警棒を抜き放って襲い掛かる。でも女の子は一切慌てることもなく、持っていた学生鞄を投げつけて金髪の男の子を怯ませたかと思えば、その隙に鳩尾みぞおちへ膝蹴りを叩きこみ、学生鞄で顎を打ち上げた。もう一人の男の子も、女の子へ襲い掛かるけど、振り向きざまの回し蹴りを脇腹に一閃。大きく吹き飛ばされ、もだえ苦しんで地面を転げまわる。


「ったく。喧嘩よええクセに口と恰好ナリだけ一丁前だなコイツら」


 す、すごい……男の子ふたりを、片手と片足だけで倒しちゃった……っていうか、佐藤さんの地元ってこんなに物騒なの!? こんなところで育ったの!? この地域の女の子って、みんな強くないと生きていけないの!?


「すまねえ、驚かせちまって。それにウチの地元のアホどもがとんだ迷惑かけて……とりあえず離れよう。派手にやっちまったし、あいつらの仲間とか警察呼ばれると面倒だから。歩けるかい?」

「は、はい……なんとか」


 私が竦んでいると、女の子がこちらへ歩み寄って手を差し伸べてくれた。さっきの口調のせいでまだ怖さが残ってるけど、優しい目をしているので、私はその手を取ることができた。


「よし、それじゃあ駆け足。落ち着けるところ行こう」

 

 震える足に活を入れて、女の子の後へ着いていった。前の渋谷も似たような展開だったなー。今回のほうがずっとバイオレンスだったけど。

 ……今度から人と待ち合わせするときは、一人で出歩かない事にしよう。絶対に迎えに来てもらおう。

 ひとりの、おそと、こわい。




 駅から少し離れてから、私はスマホから佐藤さんへ電話をかけた。降りた先にいるはずの佐藤さんがいなかったので事情を聞くため――そして今の私の現状を伝えるためだ。

 原因はすぐに判明した。


『今日の電車、特別ダイヤだー!? ご、ごめん! 迎えの時間を間違えちゃった!』

「な……なんて不幸な……!」

『ごめんなさい。変な人に絡まれませんでしたか?』

「か、絡まれちゃったけど……親切? な女の子が助けてくれました」

「そこは親切って言いきってくれよ……ははは」

「ごめんなさいぃ!」


 だって、あんな啖呵を聞かされたら親切って思えないよ……根は親切なんだろうけど。


「てゆーか、もしかして電話の相手、のり子じゃね?」

「え!? お知り合いですか!?」


 通話アプリを通話モードからスピーカーモードへと切り替える。


「オイッスのり子」

『その声は、我が盟友のヨーミかい!? じゃあ六条さんを助けてくれたのはヨーミか!』

「おー、ヨーミ様だ。でっけえ貸しイチだぞ、のり子。あれ、じゃあもしかして、あんた――ああいや、えーと……貴女が帝星ナティカ?」

「シーッ! 声ちっちゃく!」

「おっとすみません」


 私は人差し指を立てて静かにするように訴えた。この状況で私の事を帝星ナティカと判断するということは――。


「佐藤さんが言ってた、身バレしちゃったっていう、お友達のかたですね」

「ヨーミって言います。のり子がお世話したそうで。いやもう、配信のまんまっすねー。ちょっと感動してます」

『ヨーミがいれば安心だ。ごめんだけど我が家までエスコートしてくれる?』

「謝礼は?」

『出世払いで……あーいや、これ軽々しく言うとまずいか?』

「お前、初収益化配信の最高額記録叩き出してたんじゃなかったっけ」

『赤スパ大喜利がマズったねー……いやまあ、嬉しいけどさ』

「でしたら、お菓子をいっぱい持っていますので、よろしければ貰っていきますか?」

「お? そうか、バレンタインでしたね。どおりで大荷物のはずです。

 あいつの家まで徒歩圏内なので、一緒に歩きましょうか。荷物持ちますよ」

「わ、悪いですよ……」

「お構いなく。鍛えてるんで平気です」

『助かるー。ああそうそう、そろそろ別のお客さんが来る頃なんだ。鉢合わせると厄介だから、少しゆっくり来てね』

「厄介客って言うと。おふくろさんのアレ関係?」

『そそそ、アレ関係。私が取り次ぎしなくちゃなんだよ』

「おっけー。だべりながらのんびり行くよ。ほんじゃな」

 

 私が通話を切ると、ヨーミさんはチョコが満載された紙袋をいくつか引き受けてくれた。助かるなあ。ヨーミさん、よく出来た子だなー。さっきまで派手な喧嘩してた子とは思えないよ。

 二人で佐藤さんの家に向かいながら、先程の会話について質問することにした。


「ところで、先程お二人が電話で言っていた『アレ』って何です?」

「特攻服ですよ。のり子とおふくろさんの二人で、オーダーメイドの代物を作ってるんです」


 と、特攻服!?

 

「不良が着る服だよね? コスプレ用?」

「いえ。本物です。のり子のおふくろさんが元ヤンってのは聞いてますかね? そのゆかりで特攻服を作ってるんです。だからお客さんも全員アレな奴らばかりで。そんな客と鉢合わせると、六条姐さんが怖がるだろうから、ゆっくり来いって言ったんです」

「佐藤さん、そんな客と取り次ぎして大丈夫なの!?」

「あはは。大丈夫どころか超安全です。寧ろあーしは毎回、客のほうを心配してますね。たまーに難癖吹っ掛けて揉める客がいるんですけどね。全部返り討ちッス」

「返り討ちって……そんなに佐藤さん、喧嘩が強いんですか?」

「強いですよー。あいつの前じゃ言えませんけど、あーしは手も足も出ません」


 ヨーミさん、さっきの喧嘩ものすごく強かったよね? そのヨーミさんが手も足も出ないって……。

 

「想像つかないなー。小柄なほうだし、筋肉もモリモリ付いてないし」

「喧嘩は筋肉が全てじゃないんス。そのうち化けの皮が剥がれてきますよ」

「その皮は剥がれてほしくないなー」

 

 でも渋谷での佐藤さんって強者のオーラ出していたし、怒った時の様子も不良っぽいし、佐藤さんのお母さんも元ヤンだし……強そうな理由は持っているね。すごいな佐藤さん。アイドルでもトップクラスなのに、喧嘩でもトップなんだ。喧嘩するのは良くないけど、いたずらに誰かを傷つけるでもないし、強くないよりはいいよね。


「………………」


 あれ。じっと見られてる。

 

「どうしたんです? 何か付いてますか?」

「ああいや。のり子と仲良くしてくれて嬉しいなって思いまして。これからも仲良くしてやってください」

「もちろんですよ!」


 

 佐藤さんの家までなかなかの距離だったけど、道中は佐藤さんの話題で盛り上がったので、時間と距離を忘れて移動することができた。共通の話題があると盛り上がるよねー。

 ヨーミちゃんは性格がルルちゃんとよく似ている子だった。姉御肌ってやつかな。さっきの怖いイメージはすぐに薄れて、仲良くなることができた。きっとバレンタインのチョコ、いっぱい貰ってるんだろうな。

 YaーTaプロに入ってからお友達が増えていく。嬉しいな。勇気を出して入る決断して良かったな。


「そろそろですね……おっと、バイクが停まってるってことは、まだ客とやり取りして――」

『おごぁああ!?』

「あちゃー」

「………………え? えええ!?」


 家の中から怒鳴り声が聞こえてきたかと思えば、口元に大きな傷跡が入った、いかにも喧嘩慣れしていそうな男の人が、日本家屋の和室からアクション映画ばりに大きく吹き飛んで庭先に転がった。男の人は体を『く』の字にして、苦しそうに悶えている。その後を追うように、佐藤さんが悠々とした足取りで男の人の元に歩み寄っていく。


「クソが……な、なにしやが――おごぉ!?」

「妙な動きしないでください。さもないと、今度はアバラを折るつもりで蹴ります」

 

 無表情でお相手の鳩尾を踏みつけたよ、佐藤さん!? 無意識のうちに、私はヨーミさんの後ろに隠れてしまった。あ。佐藤さんと目が合った。バツの悪そうな顔してる。


「メリケンサックかナイフか知らないけど、あいつポッケから何か抜こうとしてました。のり子の反応は妥当です。舐められたら終わりの仕事なんで、ああして痛い思いさせないとダメなんですよ」


 こ、ここ日本だよね!? 日本ってこんな治安悪かったっけ!?

 佐藤さんは悶える男の人の服をまさぐって財布を取り出し、手元の領収証らしき紙と財布の中身を見比べてから、大きくため息をついた。そして財布を元の場所へ。もちろん、お金は取ってないみたいだ。


「残金1500円……全然足りません。最初から払わないつもりだったんですね。今日のところはお帰りください。指定先への入金を確認次第、改めて商品を郵送させていただきます」

「てめえ……オレを誰だと思ってやがる……俺は『亜武祖龍斗あぶそりゅうと』のシライシ――」

「あー知りません知りません。貴方がどこの誰なんて興味ないです。私にとっては料金未払いの、それもいきなり襲いかかってきた、お客様以下の存在ですので。もう一度言います。今日のところは黙ってお引き取りください」

「てめえのツラと家、憶えたぜ……死んだぞゴラァ……」

「お仲間連れて報復ですか? どうぞご自由に。貴方もいろいろと無事で済まないと思いますけど」

「ア゛ぁ!?」

「こんな アイドルオタクドルオタ の女の子に喧嘩で負けた、だなんて、もし世間に知られたら不良として恥ずかしいですよね? そんな人にお仲間さんも連れだって喧嘩しに行きたくないですよね? だってドルオタの女子ですよ? 面子、大丈夫です?」

「………………そ、それがどうし――」

「それに、私のお母さん、けっこう顔が広いんですよ。元は恐いコトしてた知り合いが割とたくさんいます。貴方が私の周りや友達を傷つけるなら、私もお母さんも容赦しません。

 それとも。半年前くらいにウチに来たヤンキーさんみたいに、ひと月くらい病院で点滴生活、経験してみます? もれなく無料体験コースがご用意できますけど」


 佐藤さんは男の人の鳩尾を踏みつけながら、にっこり笑って言った。シライシと名乗った男の人は顔面蒼白になって佐藤さんを見上げている。


「ま、まさか……黄耆おうぎかい東雲シノノメを再起不能にしたってのは――」

「そいつだよ、シライシ」

「なっ……黒豹!? 何でテメーがここに!?」

「ダチの家に来てるだけだろ。不思議でもなんでもねーよ。しかし、久しぶりだな。まさかオメーがあいつの客だとは思ってなかったけどよ。首の調子はどうだい? ギプス生活の感想聞かせてくれよ」

「チッ……クソッたれが!」

「ヨーミ。後にして」

「あいよー」

「これが最終通告です――」


 佐藤さんは目を閉じ、大きく息を吐いた。そして目を開いた時には、普段の可愛い仕草も、先程までの無表情も見せない、殺意さえ感じさせるような視線で睨みを利かせた。

 


 普段の佐藤さんらしからぬ冷たい声だ。顔の傷も相まって、その様相は怖いの一言に尽きる。

 シライシさんは無言のまま自身のバイクへ飛び乗ると、轟音を響かせながら佐藤さんの家から去って行った。毅然とした態度でその姿を見送る佐藤さんの元へ、ヨーミさんは怖気づくことなく歩み寄った。私はその後ろから着いていく。


「おっすお疲れ、のり子。六条姐さん連れてきたぞ」

「ご、ご無沙汰してます……」

「あー……ごめんね怖がらせちゃって」


 やっぱり私達に気づいてたんだ。


「今回はやけに手ぬるかったな。普段なら踏みつけじゃなくて追撃だろうに」

「六条さんをこれ以上怯えさせたくないし」


 まだ上の世界があるの!? く、くらくらしてきた……。

  

「運が良かったんだな、シライシのやつ」

「知り合い?」

「ちょっと喧嘩しただけだよ。この辺の不良界隈じゃなかなかの有名人だぞ。実力もまあまああるが、粘着質ってところが厄介なんだよ――って、お前の前で話してもしょうがないか」

「だって見分けつかないし、興味無い。勝手にやってろって感じ」

「しかし、仕事モードのお前は違和感あるなー。あんな難しい言葉遣いできるんだな、お前」

「オイコラ。言っていい事と悪い事があるでしょーが」

「かかかかか、かっこ良かった! かっこ良かったから、ね? ね?」


 お願いだから、今の佐藤さんを刺激しないでください!


「えへへ。かっこ良かったかー。配信でもこんな感じでインテリジェンス見せたいねー」

「チョロ」


 ごめん佐藤さん、私もヨーミさんと同じ感想です。

 

「依頼してきたお客さん、大丈夫なの? 悪い事書かれない?」

「へーきへーき。商売してるんじゃなくて、オーダーを受けて作ってるだけですから。この仕事が無いなら無いで構いません。作った商品に関しては、入金が無ければサンプル用としても使えますし、最悪フリーマーケットフリマサイトにでも出品しますよ。だから、そこまで無駄にはなりません」

「いっぱい仲間を連れてこられたら――」

「私とお母さんで返り討ちにしますけど」


 言い方が害虫駆除よりも軽いよ!? 二人とも何者なの!? ヨーミさんが手も足も出ないって言ってたけど、誇張表現じゃなさそう……!

 

「さてさて。佐藤のり子のお仕事は終わり! 配信者としてのお仕事の準備をしましょう。ふたりともお上がりよ」

「あーしは貰うもん貰って帰るよ。あんまり配信のネタバレ見たくねーし」


 ヨーミさん、すっかり佐藤さんのファンなんだなー。

 

「おじゃまします。ヨーミさん、荷物ありがとうございます」

「お安い御用で「ヴェッ!?」すよ……? え。なにのり子。めっちゃ声キモいんだけど」


 佐藤さんは目をカッと見開いて微動だにせずこちらを見ていた。怖い。

 

「な、名前呼び!? 私より先に……嘘やろ!?」

「そういえば……ごめんなさい、えーと……」

「そーいや苗字まで名乗ってなかったですね。あーし的には呼び分けできれば十分なんで、そのままでいいですよ、六条姐さん」

「ずるっこー! 私も名前呼びしてくださいよ、六条さん!」

「ええっ!?」

「おいのり子。お前だって苗字読みじゃねーか。言い出しっぺの法則だぞ」

「それは確かに。えーと……安未果、ですよね」


 アグちゃんボイスで自分の名前を呼ばれると気持ちがむず痒い! それに、意識すると恥ずかしい気分になる。でもせっかくの要望だし……。

 

「の……のり子さん」

「ルルと同じく、ちゃん付けを所望します」

「あ、はい。のり子ちゃん」

「うおお、ナティ姉に名前呼ばれるとゾクっとするなー。じゃあ私も、よろしくね、安未果さん!」


 その感想はお互い様なんだね。こうして見ると年相応の可愛い女の子なんだけどなー。あの屈強そうな男の人を簡単に吹き飛ばしたのが未だに信じられないよ。

 でも……名前呼びっていいな。興奮しちゃう。ルルちゃんやヨーミさんの時はなし崩しだったから意識しなかったけど、意識すると謎の高揚感があるなー。誰かを呼ぶときは名前なんて絶対に呼ばなかったし……いつかもっと私にも友達が出来るのかな。できるといいな。もっと友達増やしたいな。

 よーし。やる気が出てきたぞ! それに初めてのお泊まりだ。楽しみにしよう!

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