ファンシーな森
@charm1091
第1話 ファンシーな森
カーテンの隙間から
昇る朝日がわたしを待つ
また朝が始まり
今日というこの日しかない一日を過ごしていく
この檻の中から 誰か
連れ出してはくれないか
待っていたって誰もここには来ない
そんなことわかっている
例えば森の中に誰かが迷っていたとしたら
わたしは救いの手を伸べるだろう
ここは誰もいない森の中
誰かが来てくれることを待っている
日頃散歩をしている場所に
一台の車が
わたしは隠れて様子を見ていた
降りてきたのは人間でもなく動物でもなく
ロボットだった
試しに聞いてみた
あなたお名前は?
ロボットは言った
ナマエハマダナイ
ダカラキミガツケテクレ
わたしはそのロボットにファンシーと名前を付けた
ファンシーな森 @charm1091
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ファンシーな森の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます