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date:2023/1/8 午前

title:久しぶり!


ショッピングモールで、急に背中を押された。

"ぼく"は後ろを振り返った。

その主は、純くんだった。


じゅん「久しぶり!」

ぼく 「あぁ...結構驚いたよ...」

じゅん「中学はどう?」

ぼく 「あまり人間関係とかがうまくいけてないような気がするなぁ...」

じゅん「僕のところは結構いじめとかが多いなぁ...自分は標的というか助けてもらうのほうが多いような気がするなぁ...」

ぼく 「いいじゃんそれ!自分をいじめてた人はどうなの?例えば、("いじめっ子の本名")くんとか」

じゅん「その人も結構変わって、なんだか人にやさしくなってきたよ。なんかさぁ、『小学校の頃はごめんね』とか何回も言ってくるんだよ。で、代わりにほかの人がいじめっ子になる悪循環。」

ぼく 「そうなんだ。」

じゅん「なんかお母さんの路上会話が始まってるからまぁ結構時間かかるぞぉーっ!」

ぼく 「じゃぁまだずっと話しとくか。」

じゅん「なんかさぁ、『女の子だねぇ』なんて実感し始めたんだよなぁ...それが嫌で嫌で...なんか女子たちが『今日からは私たちの仲間でしょ』って言ってくるんだよかなぁ...で、それが自分には嫌がらせに感じるわけ。」

ぼく 「実感って、例えばどんな感じ?」

じゅん「さぁ、なんて言ったらいいのかわからないけどなぁ...制服で区別されるとか?そんな感じ。」

ぼく 「そのほかでいえば、小学校の頃みたいに男子トイレに行けないとか?」

じゅん「そうそう!そこが一番自分の性別を実感する所かも。なんか先生から『ほかの男子から何かされる、もう中学生は絶対だから』とかわけのわからないことばっかり言うんだよなぁ...だから仕方なくって感じ。こっそり男のほうに行くことはあるけど。」

ぼく 「何だろね。その先生の言葉。」

じゅん「なんか中学で結婚する人がいるとか聞いたことはあるなぁ...」

ぼく 「そんな...18から結婚でしょ?普通。そしてそれがトイレの区別の理由ってホント意味わかんないなぁ...」

じゅん「決まったことは仕方ないよ。そうなんだから。さらに言うと着替えも完全隔離かな。」

ぼく 「それって強制的に女子更衣室に送られるとか?」

じゅん「もっとひどい。」

ぼく 「一人だけ別?」

じゅん「そう!それそれ!」

ぼく 「わぁっ!そこまでする意味が分かんない!」

じゅん「本当にそうだよ...こんなことして意味あるのかなぁって感じ。」

ぼく 「何か流行りものとかで純君みたいな人が取り上げられてて、それが原因とか...そんなものがあるんじゃない?」

じゅん「そうだなぁ...なんか学校では押しみたいなものが流行ってるみたいで...」

ぼく 「なにその押しって言葉」

じゅん「例えば、好きな歌手とかグループとか居たらそれがそう...みたいな?自分でもよくわかんないや。例えると、("ぼく"の本名)くんが好きって言葉をわからないような?」

ぼく 「そういうことかもね。」

じゅん「今のところ、流行りもので自分みたいな人が取り上げられることは一回も見たことないから、それじゃないみたい。」

ぼく 「じゃぁ何かほかの理由があるかも。」

じゅん「聞いたことがある言葉で、『思春期』ってものがあるみたいなんだけど、それのせいかも。」

ぼく 「初めて聞いたけど、何かの病名?」

じゅん「いやいや、全然。」


文が多すぎるので、ここでいったん物語を切ることにしよう。

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