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――それはメインコンテンツのまだ初めのほう。
ここから純くんの一日を思い出せる限り、掘り下げていく。
date:2015/8/12 9:50頃
title:公園にて
その時、私たちは鬼ごっこをしていた。
ぼく 「なんか二人だけで鬼ごっこしても楽しくないな...」
じゅん「じゃぁもっと仲間を呼べばいいじゃん。はいこれ。」
ぼく 「えっ...お菓子...?こんな朝からいいのかな...お母さんとか何か言いそうだけど。」
じゅん「いーのいーの。そんなこと気にしてたらきりがないよ。」
ぼく 「うん、わかった。」
そうしてぼくはほかの人の家に行くことにした。
ぼく「それじゃぁまっててね!」
公園の柵で足をぶらぶらさせながら純くんは「行ってらっしゃい」と言った。
そして自分は友達を呼びに行った。
12:00頃
学校のほうから昼のチャイムが聞こえてきて、12:00だということを知る。
12:15頃(あいまい)
公園に帰ってくる。
ぼく 「みんな用事があるんだって。」
じゅん「そっか。もう昼だから帰るかなぁ...」
ぼく 「どうしよう...昼から遊べる?」
じゅん「なら弁当持って来ればいいじゃん。」
ぼく 「弁当持ってきてここで食べるの?」
じゅん「いいや、家で食べるよ。」
ぼく 「本当に?じゃぁもってくる!」
じゅん「家で待てるからねー!」
ぼく 「はーい!!」
12:45頃 到着
玄関の扉を開け、リビングに行くとそこにはTシャツ一枚で扇風機に当たっている純くんがいた。
ぼく 「その恰好、お母さんから怒られたんじゃないの?」
じゅん「いーのいーの。今いないし帰ってくることないし。」
ぼく 「上にTシャツで下にスカートって絶対何か言われるって。せめて半ズボンにでもはき替えたら?」
じゅん「また遊びに行くのにいちいち着替えるほうがめんどくさいよ。これでもういいよ。なんかこっちのほうが涼しいし。こっちに着替えてみる?そっちのほうが何か言われるよ?」
ぼく 「へー...」
自分はあきれ顔になった。
13:00頃
また公園へ
雑談をしながら時間をつぶしていた。
すると、この公園の常連である"めい"と"ひびき"が来た。
ぼく 「じゃぁみんなでおにごでもする?ケイドロ?あと、ふやし鬼とか。」
めい 「なんか体を使わないほうがいいよ...」
じゅん「いいじゃん、おにごしようよ!」
めい 「ひびきもする?」
ひびき「うん、するよ!」
めい 「いくよ...じゃんけん...ポン!」
ひびき「鬼だ...」
じゅん「一人負けかぁ...どう?交代する?」
ひびき「いいや。10、9、8、7、6、5...」
他 「走れ!!」
18:00頃
鬼ごっこ、色鬼、だるまさんがころんだなどを一通り遊んだところで6時を告げるチャイムが鳴る。
じゅん「今日も疲れた...」
めい 「("ぼく"のなまえ)くん並みに動いたからね。」
じゅん「その言い方やめて。」
めい 「じゃぁやめる。」
ひびき「明日もこれぐらいに来るから、またあした!」
めい 「じゃぁ自分も。」
ぼく+ひびき「バイバーイ!」
ぼく 「どうする?帰る?それとも純のところに行ったほうがいい?」
じゅん「あぁー...お母さんが帰っていたらいやだから先に帰っていていいよ。」
ぼく 「じゃぁね!」
じゅん「バイバイ!」
――ここまでが自分の覚えている中で一番残っている日だ。
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