第3話

奈々、最後の日まで360日。


オーディション会場にて

27番

奈々の番号が読み上げられた。


  このーっ例えようもない感情を

    何かに例えるとしたら

       それは

      ただ一つ 愛


   騙されてはいない

       決して


    ワタシの意志で

       ここまできたの



    こんなに

      遠くまで


さあ 始めよう


    ゲームと🕹!は呼びたくない

   愛することを


誰にもわからない

  愛の方程式を

ボクに解かせて


「どうも、ありがとう😊😭😊😭😭ございました」

奈々がよろめいた。

バタっと倒れる。

関係者が奈々をだきおこした。

「だいじょうぶ👌。いつもの貧血なんです」

奈々がコトバを発した。


奈々がマンションに帰ると、幼なじみの

桐貞(きりさだ)が来ていた。

「ヨォーッ!また、落ちたのか、オーディション」

桐貞が意地悪くいった。

「うるさい!今度は通るよ」

精一杯強がる奈々だった。

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