吉報届きぬ(第8回 お題「鳥」)
将軍の腕に降り立った鳥の足には、金属の円筒がつけられていた。
そこから取り出した密書には、敵国の軍勢の攪乱工作は順調に進んでいて有力武将のひとりの取り込みに成功した、と記されている。
将軍は満面の笑みで部下を呼び、密書を敵国の王に届けるように命じた。
これで双子の兄の目論見は潰れ、敵国に恩を売れる。そして、敵国の協力を得て兄を放逐する算段がつけられる。
密書を運んできた鳥は、押し込められた鳥籠の中から威嚇の声をあげ続けていた。
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