あとがき
この度は、わたしのひとり言にお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
かれこれ、20年程前に文章を書くことができなくなりそうだった自分を救うために書き初めた楽屋ネタだったのですが――倖なことに、その後、またなんとか文章を書く楽しみを取り戻すことができまして……長らく放置したままになっておりました。
もうずっと、二次創作ばかり書いていたのですが……先頃、久しぶりに自分で世界を構築したいと思い立つ機会がありまして――そうしたら、書き途中のままサイトに置いてある文章が気にかかって仕方なくなり……。これは、「みいさん、帰らせるとこ書かんと進まれんじゃろ」と、エンデマークを付けるべく、当時を振り返ってみたしだいです。
文章を書くのも――読書しながら妄想を逞しゅうするのも充分に楽しんでおりましたので、もうすっかり平気かと思っていたのですが……あの頃の出来事や気持ちを思い出して書き留めることは、正直、しんどくなる部分もありました。読書をすることと文章を書くことは自分のアイデンティティと十代の頃から自負するところでしたので、それを失いかけたというのは、さすがに傷になっていたようで。
でも、そう思えるだけ――やはり、好きなのだな…と再認識もできましたので、良い機会であったと思います。
ひとり言にさらに言い訳をするようなあとがきになってしまっておりまして恐縮ですが――最後まで、ありがとうございました。
そして、前述してますように、また創作をしたいと思う機会をいただいたことにも感謝いたしております。
たくさんたくさん、ありがとうございました。
若月 はるか
二〇二二年 秋
追記または、言い分け。
「人恋茶屋へいらっしゃい」は2022年秋に冊子にまとめた小説の再録です。
わたし自身、印刷後にはたと気がついて、ひどく驚いたのですが――作中に、子供時分に見たアニメ映画の影響が出まくってて名前とか真似したようなことになっているキャラがおりました。かれこれ自分の中に生まれて四半世紀経っておりまして、設定当初から中身あんな感じで……別物の気分でいたもので、長く忘れておりました。迷ったのですが、本当に別物のつもりでいましたので、そのままにさせていただいておりますことを言い分けさせていただきます。
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