そして、その度にたくさんの光景が目に浮かぶ。


二人とも授業中に寝てて、二人して雑用を任されたこと。

雑用中に、なにを思ったのか君がほうきを片手に歌い出したこと。

それをみて、苦笑いをする私。

それが後々ばれて、大目玉をくらう君。

それなのに全然動じない君。

それが最初の君との関わり。

そして、君と席が前後になって、たわいもない話をした日。


そして、君の夢。

私にはない大きな夢を君はもっていた。

あのとき、君は希望に満ち溢れていた。

それからも、あたりまえのような日々が続いて、話をして。

夏祭りに誘われて。

二人して緊張してガチガチになって、上手くいかなくて、でも、そのとき食べたわたあめは今まで以上においしかったんだ。

それに、そのとき感じた手の温もりも心地よかった。

離したくなかった。


そう思うくらい君が好きだった。


幸せだった。


でも、幸せは長く続かなった。


君が話があるといって呼び出した日。

君のスタンプが可愛くてちょっと笑ってしまった。

そして、待ち合わせの場所に向かった。

でも、君は何時間たってもこなかった。

風邪をひいたのかな?

大丈夫かな?

そんなことを思いながら、メールをうった。

でも、返事がくることはなかった。



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