第4話 配置基準のルールの厳しさって、何?保育をとりまく思いやりのなさも、考えたい!保育士たちも、追い詰められています。

 保育の、事情!今の日本の保育では、配置基準がきつすぎる!

 「保育士は、 1歳や 2歳児の子たちを相手にした場合には、保育士 1人で 6人を見ること」

 「 4歳児や 5歳児が相手なら、保育士 1人で、30人を見ること」

 これは、きつい。

 国とか自治体には、保育現場で働く人たちの待遇改善はもちろん、この、配置基準のルールの改善に、予算を使ってもらいたいよ。政治家は、何のために、皆から、税金をもらっているんだ!

 社会には、思いやりの余裕がない。

 「静かに、しなさい!」

 美術館などで、子どもたちを叱る人も、いて。こういう感覚も、事故をさそう。

 高齢者に、多い。

たぶん、子どもたちに注意をして良いことをしたと、勘違いをしている。みっともないな。高齢者たちは、その子たちに、支えられているクセに。

 「美術館の中では、おしゃべりをしてはいけない」

 それ、今の社会では、変わってきていますが?

 保育事故がなくならないのは、思いやりのなさが消えないからなんじゃないのかな?

やっぱり、芸能人の妊娠結婚記者会見を、思い出してしまう。あの、新年の会見には、思いやりが欠けていたもの。それと、似ているなあ。

 保育ルールは、何度考えても、厳しすぎ。

 「今の基準でいくと、災害だとか、想定外のピンチが起きたとき、 1歳児を、保育士 1人が、 6人も見なければならない」

 え!

 何、そのルール?まだ、歩けない子もいるっていうのに!

 「ねえ!せんせい、あそびましょ?」

 マキちゃんが保育士に言っても、やんわりと、断られちゃうことがあった。他にも、たくさんの子を、見てあげなくちゃいけないわけだから。

 「ごめんね…。本当は、マキちゃんと一緒に、遊んであげたいのに」

 保育士は、どんな気持ちだろう?

 保育士たちは、プロ。保育士になる前に、たくさん、学んできている。なのに、実際の保育現場では、目の前にいる子 1人 1人に、その学びが生かせなくなってきている。

 もしかしたら、保育士たちが、一番苦しんでいるのかもしれない。

 「私…。がんばって、やっているつもりなのに…。保護者たちに、もっとがんばりなさいよって、言われてしまうなんて。私、保育士…やめます」

 追い詰められて、心と身体がボロボロになり、保育の現場から去っていく人たちが、たくさんいるんだよ?





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