第2話「オカルト部」
…キーンコーンカーンコーン
よし。放課後になった
最近できた友達を挨拶して私は早速向かうことになった
私の足取りはどこかルンルン気分であった。なぜならオカルト部なんていうのがあったからだ
私は授業の疲れも感じずに3階へと上がった。ここは3年生がいる階だ。そんなことはどうでもいい
「えーと…ここらへん…かな」
オカルト部がいるという室内に着いた。ここで合ってるだろうか?
間違ったら恥ずかしい。恥ずかしいという刺戟はあまり欲しいとは思わない
勇気を出して私は入る…前にノックオンでもしよう。コンコン…
しーん…
誰もいないのかしら?ドアを開いてみた。がらっ
そこにはいつもある机や椅子がほとんど後ろにまとめられている室内があった
中心に机と椅子が6つ置かれている。ここで何かをするのだろうか?電気を付けた。ようやくこの部の間取りが見える
ふと、顔を窓に向ける。既に夕日に近い時間帯で窓際に本棚が置かれている。これは一体?
私は室内に入った後その本棚に目を向けた。オカルト部なのだからオカルトっぽいものがあればいいけど
しかし考えは正解であった。数々の本があった
「あっ!これオカルト本じゃない。おー…様々なものがあるね…」
オカルト雑誌を見て納得した。間違いなくここはオカルト部だ
「おや?これ…クトゥルフ神話TRPG?ホラーTRPGもやるの?ルールブック自体高いやつなのによく買えたね」
そのクトゥルフ神話TRPGには様々なルールブック本が並んでいた。ここでプレイするのだろうか?
そんなものよりももっとオカルトなものはないだろうか?本棚を再び調べる
ん?何かのフォトブックがある。これは間違いなく写真を入れる本だった。意外とあちこちで売られている
私は気になったのでそれを見ていた
「色々な…風景…」
そのフォトブックには様々な風景があった。学校内での写真もあり何かあるのだろうか?
そういえばここは築90年の歴史のある学園だからか…もしかして学校の怪談があるのでは!?
学校の怪談…嬉しい…私、好きなのよ…この学園にもきっと怪談があるんだわ…
「え、えへへ…あったら嬉しいわあ…」
今の私は気持ち悪い顔をしている。まるで何か嬉しいものを発見したかのように
フォトブックがあまりにも刺戟的だった。これだ。これを求めていたんだ。そう思った
「…え!?あなた誰!?」
…はっ!フォトブックを見るのを止めて今声のした方向に向いた
ドア付近で青い髪をした女性とその後ろにピンク髪をした女性がいた。その顔は驚いている
もしかして、先輩?
私は落ち着いて話すことにした
続く
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