タイトル：『大摩羅討鬼伝』

著者：楽奇異透兵衛

あらすじ：

世はアクダイカーン将軍によって支配されていた。将軍は鬼に与しており、ある者は力づくで、ある者は狡猾に化けて、次々に女たちを『大奥』へと攫っては、酒池肉林の限りを尽くしていた。

その悪名は、田舎の若侍・亜藍（ああい）鬼甦太郎（きそたろう）の耳にも入るほどだった。

――このままでは、俺のおっぱいたちが奴の毒牙にかかってしまう。

憤りを覚えた鬼甦太郎は、立ちあがった――もとい勃ちあがった。土地に封印された妖刀『摩羅切』と契約し、アクダイカーンの居るサイゴノ砦を目指して旅に出る。

しかし鬼たちは強く、そして旅は甘くなかった。戦いで負った傷と空腹に耐えかねて行き倒れた鬼甦太郎。

気が付けば、くノ一の少女・花鳥風月陽景に介抱されていた。彼女の里で手当てを受けるうちに、この里は性を以て性を守るための秘術を伝える一族であることを知る。

妖刀『摩羅切』と性紅肢ヰ忍法――二つの力が揃う時、滅びぬ悪はない！！

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