エピローグ 最後

 相川姫子は、今年で80歳になった。彼女は、足腰が弱くなり、認知症、歩く速さも遅くなった。

 そして先週から入院している。そして、物忘れが多くなり、ボケーっとする日も増えた。医者いわく、彼女はいつ死んでもおかしくないという。そんな中、彼女は一つだけ忘れていないことがある。

「遠也・・・、私は、ブラックなのか普通なのか分からん人生じゃのう・・・。」

そのとき、非常ベルがなった。

「相川さん、相川さん・・・」

彼女は笑顔だった・・・。

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ブラック・ライフ ~黒い人生~ @zuyasi

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