第6話

カチカチと時計の針が進む音がする

ぼんやりとそれを見る僕がいる


君が居たころは

過ぎる日々が

過ごす時間が

惜しいと思うほど

時の流れが早かったというのに


ひとりになると

どうしてだろう

こんなにもぼんやりと

暇を暇で潰す日常にすら

何の感情も抱かないのは


僕が願うのはこんな日々じゃない

ただひとつだけ


ずっと君といたかった。


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