第8話 純粋?
「別に気にしなくても良いと思いますよ。
黒いオーラの方は、特別! 純粋ですから
良い事だと思いますよ。
蒼さんもそれも含めて、小春さんの事が好きなんだと思いますよ」
「純粋! 私に、ピッタリじゃない!!!」
「はい、ピッタリですよ。
黒いオーラの方は、芯が強く!
自分の欲に純粋なまでに、貪欲です」
「えっ、!」
「なので、分かりやすく! 裏表もありませんね。
全ては、自分の為ですから……」
私は、思った……
オーラとは、嘘がつけない!
どーせ! バレているのなら……
隠す必要さえ無い! 私は、もっと! 正直に生きよう。
かなり話が、それた!!!
ので、話を戻す。
「ユウさん……何で!? 蒼に勉強を教えているのですか?
理由を教えて下さい!!!」
「……普通に、蒼さんが勉強を教えて欲しいと言われたので教えたまでですよ!」
「……まぁ、そうでしょうね。
しかし、ユウさん!!! 貴方は、本当に! それで、良いのですか???」
「何がですか? 蒼が勉強を頑張るのは、良い事だと思いますし……
成績が上がり! 蒼さんが喜ぶのは、私も嬉しい限りです!!!」
「しかし、こうは考えないのですね……
蒼は、イケメンです。
今は、周りにバレていませんが……
大学で蒼は、有名人になりつつあります。
そしたら、もしかして! 女の子にモテモテになり……
私と別れて! 他の女の人と付き合っ事になるかも知れません!!!
その時、その彼女が幽霊がどうしてもダメでユウさんを追い出して欲しいと言って来たらどうするのですか?
私は、慣れましたけど……普通の女の子は、お化けだろうと許しませんよ!」
おっと、最後は自分の気持ちが少し乗ってしまった!!!
「そしたら……」
そしたら……? 祟るの? それとも、呪い殺すの?
「蒼さんから言われれば! 離れます。」
何故そんなに聞き分けが良い!
あんなに仲が良いのに、粘れよ! 後から来たのは、その女だろ!!!
私は、違うぞ!!!
私達が付き合ったのは、このアパートに来る前だから!!!
「少しは、抵抗しても良いんではないですか?」
「例えば?」
「怖がらせたり! 呪ったり……」
ユウさんは、笑いながら……
「しませんよ! そんな事!!!」
そう答えた。
そして、蒼が帰って来たので……
「ただいま〜」
この話し合いは、お開きとなった。
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