10 第一章・結び
その大穴を
事実、ティハラザンバーが空を
「何だありゃ?………ティハラザンバーのヤツか!うわ、えげつねぇーなぁ」
それも、怪物たちの
もしかすると、手の平を組み合わせる事に強い
それが本当ならば、単なる強い攻撃と言うよりも、ティハラザンバーの能力による一方的な
――――――――――――――――
「おお、
ドラゴン系クラスターの
特に戦闘中では、
やがて
さすがに一撃で
ティハラザンバーの見せた
そのまま
「
全身を
そして、それが続けば
しかも、逃げる敵の背中へ向けての文字通り
最初に手を出してきた
入団の時期によって色が変わるらしく、現在の新人たちは白を
ほぼ
新人でもドラゴン系クラスターの
そんな中で、白い
一応、
顔はドラゴンのそれなものの、
深い
「あれは、
ティハラザンバーとは、つまり………そういう事でしたか」
今日、
そもそも、
しかし、たった今、それは
「アインさん、ご
今のは、いったい何ですの………
アインスブラウ、"アイン"と呼ばれたそれが、青の印象的なドラゴン
「ガラ、あれが今期の
「…ああ、
アインと同じく白い
この
見た目は、メタリックなショッキングピンクと
顔は、本人
ちなみに、ルベライトとは宝石のピンクトルマリンの事でありチャムケアシリーズにもアイテムとして登場するので、のこちゃんがガラを知れば思う所もあるのかも知れない。
「いくら
アインの急な
「あら、どういう…いえ、アインさんが参加するのなら、わたくしもしない訳にはゆきませんわね」
――――――――――――――――
『まさしく、かつて
などとトレーナーがお気楽な高評価をのたまっていた頃には、
「………………!?」
ハッと
ティハラザンバーが見せた
もっとも、のこちゃん自身ビックリを
押しちゃいけないボタンをうっかり押して、取り返しのつかない
「
この結果の前に、
「………はぁ」
のこちゃんはベニアと共に、セイランも
その道すがら、ベニアは、ティハラザンバーの様子を
猫系クラスターが住む
自分の部屋へ
ゴロンと
「手が
のこちゃんは、ティハラザンバーの両手を見ながらポツリと
『
この先、無事に
トレーナーの説明では、戦争に兵器として利用すれば敵を
そしてあの場合、
しかし、である。
「あんな簡単に、消しちゃったのか………………わたしが」
『ふむ、
強い
それが必要な
言われてみれば、敵の
言われていないが。
それはそれとして、現実では、
ただ、思えばチャムケアの歴史は、
そう考えると、いまの自分ができる事、やるべき事に
「使いこなす………か」
それが何であれ、恐ろしいと感じるのは、
知らないなら知れば良い。
知っても
その上で、なるべく
現代日本の中二女子キャパシティーに
のこちゃんは、もう一度深いため息を
「ここでやらなきゃ、
それから『スカウトチャムケア♯』に登場する主人公ケアメルティの決めゼリフで自分に気合いを入れ、
この、ティハラザンバーという身に
そして、そのためには訓練が必要であり、始めるなら少しでも早い方が良いに決まっている。
このままなし
チャムケアは絶対に
『ふむ、
あれ?とのこちゃんは、この流れに
「な、何か………良くない感じですか、トレーナーさん?」
どこか
『良くないと言うほどの事ではないのだが…のこ』
よくよく話を
「いやいやいやいや、だからダメじゃないですか!!」
『しかし、安心して良い。
どうやら、
これから
こんな事でうっかりトレーナーが消える
「訓練の前に、
――――――――――――――――
ストレートブーツが、
猫系クラスターが使う
もう
「………………(本当に、
のこちゃんのみならず、
しのぎを
実際の所、ティハラザンバーと分かれる前の
ティハラザンバーとは、昨日
ベニアにしてみれば、すべてはこれから
同じクラスターから
最初にベニアから
どんな育ち方をしたのか、ティハラザンバーの怖い姿に
その辺りは、中二女子を
見た目と
「………………(あんなのを見せられたらねー)」
よもや、
ベニアが
あれでは、
まさしく、ベニアは、想像を
「………………(アレを見て、
ただ、ティハラザンバーは、明らかに
要は、
「………………(パニアおばさんも、その辺を
昨日、パニアの事をティハラザンバーは、それと分かる
確かに、
まぁ、チャムケア
どうせならば、自分も
そのためには、
ならば、この幸運な
ベニアは、これから
ベニアが
――――――――――――――――
「………………(それにしても、
「ベニア!ご飯を食べられる所ってドコ!?」
のこちゃんはトレーナーが消えない様にするため、しっかりご飯を食べたり、ちゃんと
そんな
突然のティハラザンバー出現に、
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
日によってゲリラ
そこは、都内を
広い車内は、質の良い
その中に、私立スタープレーン学園初等部の
両方の
抜ける様な白い肌と強い意志を宿す大きな
「それが、現場で発見された生徒手帳です。
「
それは、爆発事件の現場にて警察が
「確かに、
「はい、当日作られた
「そう………………やはり、あの時、消えてしまったのかも知れませんね」
少女は、顔を上げ、手帳を
「
「ええ、その方はあの場に存在していませんでした。
ならば、
そちらのお役に立てるのなら、どうぞお
「ありがとうございます」
少女は、
そして、その場の全員へ視線を
「
少女はぺこりと頭を下げる。
しかし、警察の関係者らしいその男性は、
「いけません、お
敵が
ならば、
他の男性たちも
「お
「それだけお
どうか、
「わかりました。
これからも
しっかりとした物言いの中に
やや
「しかしながら、この身に
人の世界に
少女の言葉に、再び
「ともあれ、
どうか
それにしてもと、少女は、自分を救ってくれた
あの瞬間、少女の身を案じて笑ってくれた、あの人を
最初、少女には、彼女が
しかし、どう思い出してみても、どう考えても、その手で
少女は、現実でそんな人を見た事がなかった。
では、その瞬間が
かく言う少女にも、そんな自信は無かった。
だからこそ、少女の
もしも人の
現在、謎の敵に対する
そして、それは今後も変わらないであろうと確信できた。
しかし、だ。
もしこの
これまで
しかし、その
最悪、
「
その少女の小さな
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