08 のこちゃんのチャムケア・アクション
全体の印象としては、公立中学校の
高い
仕方なくのこちゃんが所属してしまった
現在そのひとつでは、のこちゃんことティハラザンバーと、セイランとの素手どうしによる立ち合いが続いていた。
セイランは、光沢のある灰色の毛並みがしっぽまでピカピカモフモフな、
それを仕切るのは、
のこちゃんを案内してきたジャガーの
ティハラザンバーへ
身体に
今もまた、セイランが右腕に
「!?!」
セイランの
とりあえずは、セイランが攻撃を
もっとも、みすみすそれを
「……ティハラザンバーよ、お前も少しは手を出して見せぬか」
戦いにおける
確かに、ティハラザンバーの戦闘センスを
なのだろうが…
「!(無理)、!!(無理無理)、!!!(無理無理無理)、!!!!(無理無理無理無理………………)」
口に出す
のこちゃんに出来る事と言えば、セイランの
とにかくよく見て、何が何でも
どうしても
もはや、
『ふむ、それにしては、よく攻撃を
この状態では、トレーナーの
「うう、生きてさえいれば、いつか良いことがあるさって意味ですね…」
『いや、気休めを言っているのではないよ。
ここまで
「見えているって言うか、トレーナーさんに教わったアレを必死に
小さな声で
『力の
あとは、相手の実際の動きと合わせて見られるのであれば、
そら、
確かに言われてみれば、
そしてその直後には、
「来た!うぉっとぉ」
もう必殺の
しかしトレーナーの言う通りだとすれば、これまでは一方的に
たった今、下からすり上げる様にそのヤバイ
再び、
「!」
しかも、
「えいっ」
のこちゃんは、少し
「ふはっ?!」
『ふむ、
セイランは、ティハラザンバーの不意の反撃に
「ほう、セイランの悪い
「へー、やるなぁ…」
強い攻撃を
それが、
しかも、
おっとっと…と、
どうやら、かいてしまった
セイランの
『ふむ、今のであやつは、本気になった様だぞ…のこ?』
「えっ、ちょっとさわっただけじゃないですか!?」
トレーナーの
なるほど、
「ええぇぇ………」
ここまでセイランの方が
しかし、その者の
こういう場合は、やらかした方が不運だったと、
『昨日の
先ほども言った様に、
こちらからも
この身体は
こんな
「格闘技じゃないけど…」
セイランは、ひゅっと
それと同時に、
ただ、セイランもさほど負けていない
何より、セイランにしてみれば、
セイランは、現在
「悪いがなっ…」
身体を上下させず高速でスライドする様に
この場合は、相手の
その
しかし、その
「何っ?!」
確かに、セイランの上にティハラザンバーは、いた。
それはまるで、
「できた!」
のこちゃんは、何度か体験した
そのためには、どんな
そしてこれは、
ぶっちゃけると、本当に
だったら、その
イメージしたのは、初代チャムケアがOP映像で見せた、敵に
それはその後も、劇中で何度も使用されたり、別のシリーズタイトルでもオマージュされたりと、チャムケアの歴史の中でもなかなか印象的なアクションなのだ。
のこちゃんは、
ただ、いくら広いとは言え
「そう言えば、キックなんてした事ないな…」
などと思いつつ、のこちゃんは
「やあぁ!」
形だけのキックとは言え、なかなかの
しかし、セイランは、それを
今日、セイランが見せた中でも最高で最強の
「
ティハラザンバーのキックとセイランの
その
それでも、相変わらず何とか足から着地を成功させるティハラザンバーと、
『
「う~ん、まぁ…」
一つできたなら、もう少し試したくなるのもまた
チャムケアシリーズと言えば
『Joy!フロイラインチャムケア』は、おしとやかなご
特に、
その際、
そんなケアアンティアが初めて変身した時に見せた超
「これだ!」
のこちゃんは、走りながら思い切り足を
ケアアンティアよろしく、ティハラザンバーの
「なっ…」
またしても不意を突かれた形のセイランは、
しかし、そこは、ケアアンティアのイメージ
脳内では、怪物の攻撃から
のこちゃんは、イメージに
その高いテンションと
「やあっ!」
『そら、相手の力の
トレーナーに注意され、のこちゃんは、ハッとした。
こんな状況でも、セイランの
だが、もう
のこちゃんは、予想されるセイランの攻撃を、アームカバー状の
腕の
「間に合った!」
セイランは上から
「くっ、
身体の横回転にまかせ、
「うっ」
「やあああぁぁぁっっ!!」
ちなみにケアアンティアは、
のこちゃんは、そんな感じでティハラザンバーの
『ふむっ、良いな…のこ』
改めて言うまでもないが、ティハラザンバーの身体は、魔の
そんなアレな存在が、空中でまったく力が入らない状態でとは言え、その気になって
先ほどのイメージも何も無い、形だけでっち上げたキックとは
トレーナーの言った通り、のこちゃんがその
うねりは、空間そのものを
実際、
「ぬぅっ」
「はぁ?!」
のだが、その
立ち合いを
「え…」
ただし、一番ビックリしたのは、攻撃を
嵐の様な
絵に
その結果、キョトンとした顔のままティハラザンバーは
「あ
『ふむ、最初だから仕方ないが、ゆくゆくは
トレーナーのダメ出しで、のこちゃんは、ハッと
「なな、何ですか今のは…ルックスはともかく、こんなの出しちゃったら本当に
『
その身一つで
逆に、良かったと
まさかの
そしてそれは、
もちろん、これからの成長を考えれば、
「
しかし、
特に、身体へ
まだ部屋の中の空気が少しそよいでいて、セイランの
「………ティハラザンバー、お前もか…」
何かをポツリと
のこちゃんは、
「何これ、サイレン!?、火事?!、地震?!」
タイミングを考えれば明らかにティハラザンバーの引き起こした現象に対する
『
「え?あ…」
なるほど言われてみれば、この
もしかすると、これくらいの
「ああ、そうなんだ、
本当の所は、前日にティハラザンバーが暴れて出ていったり、
やれやれと言わんばかりに、
何も言わずにティハラザンバーを見つめているので、これには、さすがにギョッとしたのこちゃんである。
「なっ、何でしょうか?」
「次は、今のをどんどん使ってくれて
セイランは、ティハラザンバーの
むしろ、
戦うスタイルがどうやら
「もう、良いであろう。
セイランを
「
「
今日のこれは、あくまでもティハラザンバーの
お前も
「………………はい…」
どうやら、本当に終わらせて良いらしい。
もちろん、のこちゃんは態度に出ない様に
「ってことは、トマト…ティハラザンバーの
「
「…え?あ、はいっ」
「ご苦労だった、今日はもう良い。
明日からは
何やら、部屋の出入り口の方で
どこか
一同が目を
ティハラザンバーを気にしているのか、チラチラ見ている者も多い。
『こやつらには、
「あんまり、良い印象は持たれてないですよねぇ…」
「
今の
しかし、お待ち下さいとリーダーらしき者が
「お
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